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ゴールドシルバーレシオ(金銀比価)とは?【見方&使い方】

2020年3月26日

 

この記事では、ゴールドシルバーレシオ(金銀比価)について解説します。

GSRは、金・銀の売買のタイミングや方向性を把握したり、市場センチメントを測定する指標として注目されています。

ゴールドシルバーレシオとは?

ゴールドシルバーレシオ(GSR)とは、金と銀のスポット価格の比率で、金・銀の相対的な強さを数値化した指標になります。

 

次のように、現在の金価格を現在の銀価格で割って算出します。

計算式

GSR = XAUUSD ÷ XAGUSD

XAUUSD=金/米ドル XAGUSD=銀/米ドル

 

計算例:XAUUSD=527ドル、XAGUSD=13.4ドルで金・銀が現在取引されている場合、

GSR = 527 ÷ 13.4 = 39.3

GSRは1オンスの金を買うのに必要な銀の量でもあります。

たとえば、GSR= 39.3の場合、現在のスポット価格で39.3オンスの銀を売ることで1オンスの金を購入できることを意味します。

 

また、金・銀のスポット価格は常に変化するため、ゴールドシルバーレシオも一定ではなく金・銀の価格変化に応じて上下動します。

 

※ゴールドシルバーレシオのチャートは、下記のサイトで見れます

ゴールドシルバーレシオ|Tradingview

 

 

ゴールドシルバーレシオの見方&使い方

ゴールドシルバーレシオ(GSR)は、金や銀を底値や割安な価格で買い、割高な価格で売るタイミングを知らせてくれる指標です。

 

GSRの基本的見方

  • GSRが上昇:金の相対的価値が上昇
  • GSRが減少:銀の相対的価値が減少

GSRが上昇すると、金は銀に比べて高価になり、銀の購入コストが金に比べて安いことを意味しています。

 

GSRが上昇するパターンは、次の3つがあります。

・金価格上昇 and 銀価格減少
・金・銀価格がともに上昇するも、金の上昇率が銀よりも大きい
・金・銀価格がともに減少するも、銀の減少率が金よりも大きい

同様に、GSRが減少するパターンは、次の3つがあります。

・金価格減少 and 銀価格上昇
・金・銀価格がともに上昇するも、銀の上昇率が金よりも大きい
・金・銀価格がともに減少するも、金の減少率が銀よりも大きい

 

ゴールドシルバーレシオの取引シグナル

ゴールドシルバーレシオを利用して、金・銀取引のエントリーの方向・タイミングを計ることができます。

 

過去20年間のチャートを見ると、GSRの大部分は50~70のレンジ内で推移します。

この範囲を上下に大きく超えると、金・銀相場が方向転換する傾向があります。

※金・銀は投機・需給バランス・米ドルの価値・経済情勢など、様々な要因で価格が動くため、GSRで相場の転換を100%の精度で捉えることはできません

 

シグナル1:GSRが上昇して80%に到達時

  • 金が上昇している場合、割高なため「売り」で仕掛ける
  • 銀が下落している場合、割安なため「買い」で仕掛ける
  • 金の買いポジションや、銀の売りポジションは手仕舞い時

シグナル2:GSRが減少して40%に到達

  • 金が減少している場合、割安なため「買い」で仕掛ける
  • 銀が上昇している場合、割高なため「売り」で仕掛ける
  • 金の売りポジションや、銀の買いポジションは手仕舞い時

 

また、次のシグナルは、金・銀の保有ポジションの決済タイミングに利用できます。

シグナル3

  • 下降トレンドを形成しているGSRが押し高値を割る:金売り or 銀買いポジションの利食い
  • 上昇トレンドを形成しているGSRが押し安値を割る:金買い or 銀売りポジションの利食い

金銀比価

 

※2018年8月以降、GSRは80%以上で長期間推移しており、シグナル1が無効になっています。

そのため、GSRの過熱感を発見するシグナルとして、RSI(14期間)を代用するのがおすすめ!

シグナル4

  • RSI(14)が70%越え:金は売り、銀は買いが優勢
  • RSI(14)が30%下抜け:金は買い、銀は売りが優勢

ゴールドシルバーレシオ

 

 

ゴールドシルバーレシオで市場センチメントを測定!

GSRで現在の市場がリスクオン・リスクオフのいずれであるかを測定することができます。

 

金・銀の特徴は、次のとおりです。

・金:安全資産として人気であり、リスクオフ時に需要が高まり、金価格が上昇する
・銀:主に工業用途で使われるため、世界経済の好調時に銀価格が上昇しやすい

※銀の工業用需要は約60%に対して、金は約10%。銀は半導体や太陽光パネル、医療機器など、様々な分野で利用されます

 

そのため、金融危機や地政学的リスクにより、市場がリスクオフの流れになると、ゴールドシルバーレシオは大きく上昇します。

逆に、世界経済の先行きが良好で、市場が安定している場合は、ゴールドシルバーレシオは低い数値になります。

関連 【FX】リスクオン・オフとは?【8つの判定法!】

 

GSRを使った、市場センチメントの測定

  • リスクオン:GSRが減少して、低い数値で推移
  • リスクオフ:GSRが急騰して、80%を超える

 

上のチャートは、2008年9月前後のゴールドシルバーレシオの週足です。

リーマンショックの世界的金融危機でリスクオフが強まり、GSRは大きく上昇して80%の大台に到達しました。

 

このように、GSRの急騰は金融市場のリスクが高まっていることを示唆し、株式市場の暴落や為替市場の大荒れの前兆になります。

 

補足

銀市場は金市場にくらべて市場規模が小さく流動性が低いため、ボラティリティが高い傾向にあります。

※過去1年間における1日の価格変動幅は、XAUUSD=0.4%に対して、XAGUSD=1.1%

そのため、リスクオフ時は銀価格が急落して、GSRの大きな上昇を引き起こすことがあります。

 

下のチャートで具体的に見てみましょう。

2020年3月15日、トランプ大統領が記者会見で新型コロナウイルスの拡大により、米国景気はリセッションに入る可能性があると発言。翌16日 米株式市場は急反落し、1987年以来の大幅な下げになりました。

これを受け、銀価格も大きく下落し、その結果GSRは急騰して120を超えました。

 

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