今回の記事では、2つのダブルボトムで作るチャートパターンを利用した「逆張り手法」を紹介します。
シンプルで再現性の高いエントリーポイントなので、ぜひ参考にしてください!
目次
【強力】ダブルボトムを利用した逆張りエントリーポイント!
今回紹介する手法は、下の2つのダブルボトムで構成するチャートパターンを利用します。
これは底値の硬さを示すチャートパターンで、逆張り買いを仕掛けるセットアップになります。
具体的なトレード方法やテクニックを、次の3つのトレードで見ていきましょう。
例1:上位足ブレイクアウト2波の押し目買い
下のチャートは、ドル/カナダの1時間足です。
下降チャネルをブレイクアウトし、ブレイク2波においてフィボナッチリトレースメント50%の水準できれいに2回反発し、ダブルボトムを形成しようとしています。
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このポイントを15分足でみてみましょう。
15分足でローソク足を拡大してみてみると、1時間足ダブルボトムの2つ目の谷で、ミニダブルボトムが形成しています。
エントリーポイント
このパターンが発生したとき、そのネックライン越えが逆張り買いを仕掛けるポイントになります
その後、下降トレンドラインを上抜け、上昇が加速しています。
1つ注意点として、1時間足ダブルボトムの山で、切り上げ型のミニダブルトップが発生しています。
このダブルトップ高値~ネックラインで囲まれたゾーンは、上値が重くなる価格帯になるので、このゾーン内で仕掛けるのは危険です。
今回も、ミニダブルボトムのネックラインとこのゾーンの間で、買い売りの攻防で相場が荒れた動きを見せており、安値切り下げ&高値切り上げの拡大型トライアングルを形成しました。
その後、このゾーンを上抜け、1時間足ダブルボトムのネックライン上で反発を繰り返しています。
高値を切り上げて上昇の強さが見られ、またダブルボトムの形成で下値の硬さが確認できるので、ここでさらに買いを仕掛けましょう。
1時間足ダブルボトムの完成により、順張り派の買いが殺到し、大きな上昇が期待できます。
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例2:フラッグ内部に発生したダブルボトム
下のポンドドル1時間足では、上昇トレンドにおいてフラッグパターンが発生しています。
このフラッグ内を、15分足で詳しく見てみましょう。
15分足では、フラッグ内部の安値圏でダブルボトムが発生しており、2つ目の谷でミニダブルボトムを形成しています。
フラッグの上昇ブレイクアウトで、この2つのネックラインを一気に上抜けました。
このポイントは、フラッグブレイクアウトによるブレイクアウトトレーダーの買いと、ダブルボトム2つの完成による逆張り派の買いが重なる、エントリーポイントになります。
損切水準
ブレイクアウト後は、2本のネックラインで挟まれたゾーンが強いサポート帯として、価格を支えてくれるので、損切水準をミニダブルボトムのネックライン下におきましょう。
また、フラッグの高値圏ではレンジを形成しており、この価格帯は上値が重くなりやすいので、このゾーンに到達したら利益確定します。
例3:ブレイクアウト2波のフラッグ高値でのミニダブルトップに注目
下のユーロ円1時間足の四角で囲まれたポイントを見てください。
直近の1時間足上昇トレンド安値のサポートライン上で反発上昇を繰り返しています。
15分足でこのポイントを詳しく見てみましょう。
15分足では、サポートライン上で横ばいしてレンジを形成しましたが、このレンジ内高値を見ると高値切り下げが連続発生しており、また早朝に発生した下窓が埋まらないことから上値が重いと判断できます。
この上昇の弱さを示すシグナルを見て市場から売り勢力が総撤退し、サポートラインを下方向にブレイクアウトすると期待できます。
レンジのブレイクアウト後、ブレイク2波で下降フラッグを形成しました。
このフラッグ高値圏で、ダブルトップの2つ目の山でミニダブルトップを形成しています。
これは1時間足レジスタンスラインの強い売り圧力を味方にした売りポイントになります。
今回は、ダブルボトム安値を起点に引いた平行ラインで価格が止まることなく下抜け、ライン下で反発下落しました。
その後、ダブルボトム開始点で引いた平行ラインを価格が下抜けるも、安値を更新できず、ダブルボトムを形成したのでここで利益確定します。
ちなみに、その後フラッグパターンをブレイクアウトして、下降トレンドが再開し、大きな急落が発生しました。
この下落も平行ラインに到達すると、売りポジションの利益確定注文が入り、反転上昇する傾向があるので、ここで利益確定します。