この記事では、平行チャネルを自動描画するMT5インジケーターを5個紹介します。
1.フラクタルベースの平行チャネル
このインジケーターは、フラクタルの高値や安値を基点に平行チャネルを描画します。
上昇トレンドの場合、直近の隣接するフラクタル安値2点を基点にトレンドラインを引き、その平行線を直近のフラクタル高値から引きます。
そして、この2本のラインの中央にミドルラインを引きます。
※設定の「BarsForFract」でチャネルのスケールを調整することができます
関連:ハーモニックパターンを検出するMT5インジケーター5選!
2.線形回帰チャネル
このインジケーターは、線形回帰モデル(y=a×x+b)を利用して平行チャネルを描画します。
理論上、価格の68.26%以上がインナーチャネル内部にあり、価格の95.44%以上がアウターチャネル内部にあります。
回帰チャンネルは、線形回帰トレンドから上下に等距離にある2本の平行線で構成されています。チャンネルのフレームと回帰直線との間の距離は、回帰直線からの最高終値偏差の値に等しいです。
また次のインジケーターも、線形回帰チャネルをチャートに描画します。
トレンドライン~ミドルラインの領域とミドルライン~平行ラインの領域を色塗りします。
他にも次の線形回帰チャネルインジケーターは、線形回帰チャネルの幅や線形回帰モデルの多項式の次数を変更できます。
設定
degree:線形回帰モデルの多項式の次数
kstd:回帰チャネルの幅
CountBars - チャネル計算に使われるバーの数
Applied_price:計算に使用する価格
shift:チャネルをローソク足n本分右にシフトする
また次のチャートでは、「degree=2」の2次回帰チャネル(y = b0 + b1×x + b2×x^2)を自動描画しています。
3.MTF機能付きフィボナッチ線形回帰チャネル
このインジケーターは、上位足の線形回帰チャネルを下位足チャートに自動描画します。
また、偏差の係数にはフィボナッチ数(0.618、1.618、2.618)が使用されます。
フィボナッチ線形回帰=中央線±偏差×フィボナッチ数(0.618、1.618、2.618)