この記事では、パラボリックのMT4インジケーターを6つ紹介します。
目次
複数の時間足のパラボリックを表示するMTFインジ
このインジケーターは、上位足のパラボリックを下位足のチャートに表示できます。
例えば上の5分足ドル円チャートでは、5分足パラボリックに加え、1時間足パラボリックを表示しています。
設定
2つのパラボリックの時間足は、次の設定で変更できます。
・Offset of SAR #1:下位足のパラボリックの時間足
→ デフォルトの0は現在の時間足のパラボリックを表示します
・Offset of SAR #2:上位足のパラボリックの時間足
数値を1にすると、現在の時間足の1つ上の時間足のパラボリックが表示され、数値を2にすると、現在の時間足の2つ上の時間足のパラボリックが表示されます。
たとえば、現在のチャートが5分足で「Offset of SAR #2=3」にすると、1時間足パラボリックが表示されます。
※このインジは無料版なため、直近のチャートでは上位足パラボリックが表示されず、過去チャートでのみ表示されます
パラボリックの表示の有無を変更できるインジ
このインジケーターをチャートに張り付けると、垂直線が最新のローソク足上に表示され、この垂直線を左にシフトするとその垂直線より右側のチャートでパラボリックが非表示になります。
過去チャートの検証やパラボリックの研究等でよければご利用ください。
関連:【MT4】垂直線を自動で引くインジケーター4選!【便利な5つの使い方も紹介】
アラート機能を搭載したパラボリック
このインジケーターは、パラボリックの陽転や陰転が発生すると、アラートやポップアップ画面で通知してくれます。
また、上位足のパラボリックを表示するMTF機能も搭載されています。
上のドル円5分足では、30分足パラボリックを表示しています。
設定
補足
パラボリックを使った自動トレーリングストップEA
これは、パラボリックの水準にトレーリングストップを自動で置いてくれるEAです。
たとえば、買いポジションではトレーリングストップをローソク足の下にあるパラボリックの水準におき、パラボリックが上に動くのにあわせて損切水準も上に動きます。
設定
トレーリングストップに使うパラボリックは現在の時間足だけでなく、上位足のパラボリックも利用できます。
設定の「Timeframes」で時間足を指定し、たとえば「H1」にすると1時間足パラボリックの位置にトレーリングストップを置くことができます。
関連 【FX】実践的なトレーリングストップ戦略を8つ紹介!【長所&短所】
また、損切水準を置く位置は、現在のローソク足に対応するパラボリックと、1つ前の足に対応するパラボリックの、2つから選ぶことができ設定の「Stop Place」で指定します。
※また、次のEAではより詳細な設定が行えます。
・PSAR Shift:パラボリックのシフト
・Apply to Current Symbol Only:trueにすると、現在のチャートの通貨ペアのみ有効化
・Apply to:EAの適用先 ALL=買い&売りポジションともに有効 BUY=買いポジのみ SELL=売りポジのみ
・Apply to if in Profit:trueにすると、含み益が出ているポジションのみ有効化
・Apply to if over break-even:trueにすると、損益分岐点を超えたポジションのみ有効化
・Filter By Magic Number:マジックナンバー(識別番号)を指定して、有効化したいEAを指定
また、チャート左上に表示されるボタンをクリックすると、このEAの有効化のON/OFFを切り替えることができます。
※『MT4プロコントローラー改』では、パラボリックを活用したトレーリング自動決済機能や時間指定の自動決済機能が利用できます。
他にも次のような機能が搭載されているので、興味がある方はぜひお試しください。
- リアルタイムチャートをワンクリックで画像保存
- 事前設定したpips数で、エントリーと同時に利食い&損切りを自動注文
→ 例:利食い20pips、または損切り10pipsに価格が到達したら、自動決済注文が発動 - スプレッド急拡大時の画面警告機能
→ 重要経済指標や要人発言、突発的なニュースによるスプレッド急拡大からポジションを守れる
サブウィンドウに複数の時間足のパラボリックを表示するインジ
このインジケーターは、サブウィンドウに複数の時間足のチャート(パラボリックつき)を表示します。
上のチャートでは、サブウィンドウに1分足~突っ切足の計9つの時間足のローソク足&パラボリックを表示しています。
設定
・Timeframes:サブウィンドウに表示したい時間足を入力
・Candle_per_TF:各時間足でのローソク足の本数
複数インジケーターの状態を把握したい方におすすめのインジ
OANDA Japan専用MT4インジケーター「Oanda Symbol Info」は、今日の価格変化率や今日のレンジ幅に対する現在の位置を表示するほか、
各時間足における、次の10個のインジケーターの状態(強気or弱気)を一覧表示します。(青=強気、赤=弱気)
SMA EMA RSI MACD Awesome Oscillator パラボリックSAR CCI デマーカー ボリンジャーバンド 価格の変化
判定方法
- 価格>SMA→強気、価格<SMA→弱気
- RSI<30→売られ過ぎとなり強気、RSI>70→買われ過ぎとなり弱気と判断します。
- MACD>0→強気、MACD<0→弱気
- パラボリックが買いサイン→強気、パラリックが売りサイン→弱気
- ボリンジャーバンドの+2バンドを超える→買われすぎとし弱気、-2σバンドを下回る→売られすぎとし強気
パラボリックの陽転・陰転で色が変化するインジ
パラボリックの陽転・陰転で色が変化するインジケーターをお探しの方はこのインジがおすすめです。(MT5版インジです)
上のチャートでは、パラボリックがローソク足の上側にあるとき青色で、パラボリックがローソク足の下にあるときオレンジ色で表示されています。