この記事では、ローソク足の大きさをpips表示したり、サブウィンドウに表示するMT5インジケーターを3つ紹介します。
Candle Size Info
このインジケーターは、各ローソク足上に、次の3つの大きさをpipsで表記してくれます。
※数値がチャートに表示されるのに1～2秒かかります
・上ヒゲ
・実体
・下ヒゲ
ローソク足の各大きさを数値化できるため、たとえば次のように客観的なトレードに役立ちます。
- エントリー方向のヒゲの大きさが5pips以上の足が発生したら、ポジションを手仕舞う
- エントリー方向のヒゲの大きさが0.3pips以下で、実体が3pips以上の足が発生したら、トレンド方向に仕掛ける
- レンジブレイクアウト足の実体が5pips以上(長大線)のとき、ブレイクは強いとみて仕掛ける
また、通貨ペアごとに、ローソク足の大きさについて次のような特徴がそれぞれあるので、いろいろ研究してみてはどうでしょうか？
- トレンド方向に〇pips以上ののヒゲをもつ足が出現すると、トレンドが反転しやすい
- 〇pips以上のヒゲをもつ足が連続して△本出現すると、逆方向に動きやすい
- 〇pips以上の実体もつ、同方向の足が3本連続すると、トレンドの始まりとなりやすい
設定
・Check Historical Data：pips表示したい範囲を指定
・Font Type：フォントの種類
・Size of fonts：フォントのサイズ
・Cor Up：上ヒゲの数値の色
・Cor DW：下ヒゲの数値の色
・Cor Center：実体の数値の色
それ以外の設定はデフォルトでOKです
Size of a candle (histogram)
これは、ローソク足の大きさ(高値ー安値)をサブウィンドウにバーで表示するインジケーターで、ローソク足の大きさを視覚的に比較することができます。
陽線と陰線でバーの向きや色が区別されます。
また、各ローソク足の大きさは、十字カーソルで調べたいバーの水準に合わせると、サブウィンドウの縦軸に数値が表示されます。
関連 【MT5】ローソク足確定までの残り時間を表示するインジケーター3選！
関連 【MT5】ローソク足パターンを発見表示するインジケーター3選！
Candle_Range_Envelop
これは、ローソク足の大きさに加え、その移動平均線(ローソク足の大きさの平均値)やそのエンベロープを表示するインジケーターです。
エンベロープのチャネル内、または上、下のどの位置にバーがあるかで色分け表示されます。
設定
・Range period：デフォルトの1のままでOK
・Price method：ローソク足の大きさの測定方法
→ ➊High/Low(高値―安値) ❷(実体＝｜終値ー始値｜)
・Signal period：ローソク足の大きさの平均値(MA)の期間
・Envelop method ：エンベロープの計算方法
→➊Deviation(標準偏差) ❷Percentage(乖離率％)
計算方法をDeviationにしたときの設定
・Deviation period：標準偏差の期間
・Deviation multiplier：標準偏差の係数
計算方法をDevPercentageにしたときの設定
・Percent top envelope：上のバンドの乖離率
・Percent bottom envelope ：下のバンドの乖離率
