今回の記事では、MT4・MT5で過去のチャートにさかのぼってローソク足を動かすインジケーターを紹介します。
過去検証やトレードの練習など、いろいろな使い方が可能なのでぜひお試しください。
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「Review Candle Chart Trial」は、任意のポイントまでチャートをさかのぼって、そのポイントからローソク足を再生して動かすことができるインジケーターです。
※無料版はAUDUSD(豪ドル/米ドル)のみ利用可能です
方法
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1Review Candle Chart Trial をMT4・MT5にインストールする
※上のサイトでインジケーターをダウンロードできない場合は、「MT4・MT5インジケーターがダウンロードできない場合の解決策」をご覧ください
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2チャートに「Review Candle Chart Trial」を張りつける
インストールすると、ナビゲーター内の「インディケータ→Market」にあるので、これを選択してチャートにドラック&ドロップします。
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3チャート右隅のスタートボタン[ー]をクリック!
すると、最新のローソク足上に垂直線が表示されます。
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4この垂直線を選択して、任意の日時まで垂直線を左に動かす
この操作で、垂直線より右側のローソク足がすべて消えます。
※スタートボタンを押すと元に戻ります
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5下のキーで、ローソク足を動かす
・X:右に進む
・Z:戻る
キーボードの[X]キーを1回押すと、ローソク足が1本更新されます。[Z]キーを押すと、ローソク足1本分巻き戻すことができます。
[X]キーを長押しすることで、ローソク足を連続で動かせます。
また、[F]キーを押すことで、垂直線より右側の未来のローソク足を表示することができます。
もう一度[F]キーを押すと、非表示にできます。
他にも、[L]キーを押すと、垂直線を少し先にシフトすることができます。
また、同じ通貨ぺアで同期して動かすこともできます。
同期方法
- 同期したいチャートすべてに「Review Candle Chart Trial」を張りつける
- 各チャートのスタートボタンを押す
以上で、同期することができ、1つのチャートを動かすと残りのチャートも連動して動きます。
下の動画では、AUDUSDの1時間足&5分足を同期しており、5分足の動きにあわせて1時間足が上下に動いています。
設定
base vertical lineでは、垂直線の種類や幅を変更できます。
「always enabled」をtrueにすると、垂直線が常に表示されます。falseにすると、スタートボタンを押したときのみ表示されます。
candlestickでは、再生したローソク足(陽線・陰線・同時選)の各色を変更できます。
「max bar counts」は、このインジケーターで再生できるローソク足の本数です。より過去のチャートを動かしたい場合は、この数値をデフォルト値より大きくしてください。
また、ローソク足を動かすキーも設定で変更できます。
・Step count:1度の操作で動かせるローソク足の本数
たとえば、「Step count=5」では[X]キーを1回押すとローソク足5本分右に動きます。
・next:ローソク足をStep countの数値分右に動かすキー
・back:ローソク足をStep countの数値分左に動かすキー
・redisplay:不明
・base line:垂直線を少し先にシフトする
・future:未来のローソク足を表示
BID price lineの「enabled」をtrueにすると、再生時の売り値が表示されます。
また、ASK price lineの「enabled」をtrueにすると、買い値を表示できます。
※過去のチャートをリアルタイムのように動かしてバーチャルトレードの練習を積みたい方は、『MT4裁量トレード練習君プレミアム』がおすすめ!
ローソク足1本1本の形成過程を観察することができ、より実践に近い環境でトレード練習や過去検証ができます。