MT4のインジケーターの色を変更したのに、色が元に戻ってしまうことはありませんか?
カスタムインジケーターの中には、作成者が色や線の幅などの設定を固定しているものがあります。その結果、設定の変更が保存されず、MT4を再起動すると初期設定に戻ってしまいます。
この問題は、MetaEditor(メタエディター)でmq4ファイルを書き換えることで解決することができます。MT4初心者でもカンタンにできる作業なので、気軽にチャレンジしてみてください!
MT4インジケーターで、設定した色が初期状態に戻る場合の解決方法
「Pivot Fibs」や「Heiken Ashi」 「WeeklyPivot」などの有名なインジケーターで、設定した色が初期化してしまう問題が見られます。
今回は「Pivot Fibs」を使って解決方法を解説します。「Heiken Ashi」 や「WeeklyPivot」はもちろん、他のインジケータでも同様の手順で変更できるので、参考にしてください。
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関連 図解|MT4にカスタムインジケーターを追加する方法2選
mq4ファイルのコードを書き換えて、インジケーターの色を固定する手順
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1MT4メニューバーの「表示→ナビゲーター」をクリックし、ナビゲーターを開く
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2ナビゲーターの「インディケータ→Downloads→Fib_Pivots」を右クリックして「修正」をクリック
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3MetaEditorが開くので、ここで「Pivot Fibs」のmq4ファイルのコードを次のように書き換える
mq4ファイルをスクロールし、「SetIndexStyle」というコードを探してください。
この「SetIndexStyle」のカッコ内()で、インジケータのスタイル・幅・色を直接変更できます。
たとえば、54行目のコードを見ると、
SetIndexStyle(0,DRAW_LINE,2,0,Lime);
であり、「Pivot Fibs-Supprot1」のラインの色が「Lime」に指定されています。
この色をたとえば「LightSkyBlue」に変更したい場合は、上のコードを次のように変更します。
SetIndexStyle(0,DRAW_LINE,2,0,LightSkyBlue);
このように、mq4ファイルの「SetIndexStyle」でインジケーターの色を直接変更でき、変更後も初期設定に戻ることはありません。
また、色を変更する場合は下記のカラーコード表を参考に、お好みの色を探してみてください。色を決めてそのカラーコードをコピペすれば、スペル間違いをしないのでぜひ活用してみてくださいね。
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4MetaEditorのメニューの「ファイル→保存」をクリックし、設定を保存
最後に、MetaEditorを閉じて、MT4を再起動してください。これでインジケーターの色設定の変更完了です。