今回は、MT4で信頼性の高いトレンドラインを自動で引いてくれる7つのインジケータを紹介します。
トレンドラインを引くのが苦手な方や、トレンドラインの引き方を参考にしたい方におすすめです!
それぞれのインジケーターを比較し、特徴やメリット、デメリットを解説します。あなたの目的や好みに合ったものを使ってみて下さいね!
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1.チャネルラインも引いてくれるインジケータ
「Auto TrendLinien」は、トレンドライン・チャネルライン・ミドルラインの3本を自動で引いてくれるインジケータです。トレンドラインだけでなく、チャネルの発見にも役立ちます。
ラインの設定
・Hours:トレンドラインの起点を選ぶ期間。数値が大きいほど、スケールの大きなトレンドラインが引かれます。たとえば「10」では、直近10時間の範囲の高値安値を起点に、トレンドライン、チャネルラインを引きます。
・col:ラインの色を変更できます
今回紹介する中で、一番オーソドックスで使いやすいです!
Auto TrendLinien|forex-indikatoren
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2.ミクロなトレンドラインを引くインジケータ
「Trendlines Day」は、ミクロなトレンドラインを引くのに向いています。逆に、中期~長期のトレンドラインは精度が低いのでおすすめできません。
プライスアクション分析で細かくローソク足を分析する方や、エントリータイミングにミクロトレンドラインを使う方におすすめ!
ポイント
・nPeriod:トレンドラインのスケール
・Limit:トレンドラインを表示する期間。たとえば「500」だと、直近500本のローソク足の範囲でトレンドラインを複数引いてくれます
ミクロなトレンドラインを引くための「nPeriod」のおすすめ数値は、「15~20」です。20より大きい数値は、トレンドラインの精度が悪いです。
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3.短期~長期のトレンドラインを引くインジケータ
「GhaniFX_Auto Trend Lines」は、短期・中期・長期のトレンドラインを複数自動で引いてくれます。
そのため、短期~長期のトレンド方向を把握したり、複数のシナリオを立てるのに役立ちます。
複数のトレンドラインを同時に分析しないといけないため、中級者~上級者向けのインジケーターになります。
GhaniFX_Auto Trend Lines|forex-station
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4.TDラインを引くインジケーター
「Ind-TD-DeMark-3-1」は、ジョージ・ソロスのクォンタムファンドを世界第1位の巨大ファンドに育てた1990年代最高のチャート分析家、トム・デマーク氏が開発したインジケータ「TDライン」の非公式バージョン。
TDシーケンシャルやTDコンボなど、トム・デマーク氏が開発した指標は海外の機関投資家に大人気ですが、残念ながら正式バージョンの使用はデマーク氏が認めていないため一般には使用できません。
ただし、そのシステムが公開されているため、非公認の「Ind-TD-DeMark-3-1」も「TDライン」と比べて遜色ありません。
このTDラインは、ブレイクアウトを識別するために開発された指標で、システマチックなブレイクアウト手法の構築に役立ちます。
TDラインを使いこなしたい方は、『デマークのチャート分析テクニック|パンローリング社』で詳しく解説されているので参考にしてください。
5.フラクタルを起点にしたトレンドラインを引くインジ
「TrendLineFr」は、高値安値をカウントするインジケーター「フラクタル」で決定された高値安値を起点にトレンドラインが引かれます。
直近の高値安値をもとに、上下に2本のトレンドラインがチャートに表示されます。ただし、「高値の切り下げ」or「安値の切り上げ」がない場合は、ラインは引かれません。
上のドル円15分足チャートでは、「フラクタル」と「TrendLineFr」の2つのインジケーターを表示しています。
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設定
・BarsCount:トレンドラインのスケールの指定。大きい数値ほど、遠距離にあるフラクタルの2点間でラインが引かれます
・TimeFrame:現在表示しているチャートの時間足を入力します ※異なる時間足を入力すると、チャートにトレンドラインが表示されないので注意してください
また、設定の「Enable Alert/Email/Sound」を「true」にすると、価格がトレンドラインを終値で超えたときに、アラートやメールで通知してくれます。
※上のサイトでインジケーターをダウンロードできない場合は、「MT4・MT5インジケーターがダウンロードできない場合の解決策」をご覧ください
6.複数のトレンドラインを引くインジ
「PZ Trendlines」は、最大18本のトレンドラインをチャートに表示します。
上で紹介した「TrendLineFr」と同様、フラクタルに基づいてラインを引きます。「とにかく多くのラインをチャートに表示したい!」という方におすすめ!
設定
設定の「Amount of trendline pairs to display」で、トレンドラインの本数を変更できます。
たとえば「1」だと、上昇/下降トレンドラインを1本ずつ合計2本引かれます。「5」だと、価格の上下に5本ずつ計10本引かれます。
7.トレンドラインPro
上の6つは無料で使えますが、7つ目の「トレンドラインPro」は有料のMT4インジケーターです。
トレンドラインや水平線の引き方・使い方を研究したり、ライントレードの学習効率を上げたい方におすすめ!
トレンドラインProの5つの特徴
- 世界中の投資家が注目しているトレンドラインやレジサポラインを自動表示
- FXだけでなく、CFDや仮想通貨にも対応
- 矢印とアラームでエントリーポイントを通知する機能
- ライントレードマスターメール講座とリアルトレードの動画解説も!
- プロが引くラインや水平線を参考にできる
これはライントレードを実際のチャートで学べる生きた教材で、トレンドラインProで引かれたラインの理由や背景を自分なりに考えることが大切です。
何度も見て検証を繰り返すことで、大衆心理やテクニカルの原理に基づく、客観的なラインを自分で引けるようになります。
補足:アラート機能つき、自動描画トレンドラインを3つ紹介!
1つ目
1つ目は、4時間足や日足のフラクタルの高値安値を起点としたトレンドラインを計4本自動的に引いてくれるEAで、終値でこのトレンドラインを超えるとアラートが鳴ります。
2つ目
2つ目は、直近の高値2点、または安値2点を起点に2本のトレンドラインを自動的に引くインジで、価格とラインの間隔が設定したpips値になるとアラートが鳴ります。
The signal lines with alert after crossing
3つ目
3つ目は、現在のトレンド相場と1つ前のトレンド相場のメイントレンドライン(アラート機能つき)を2本自動描画します。
詳しい機能や設定方法は、『【MT4】トレンドラインに価格がタッチするとアラートが鳴るインジケーター6選!【全無料】』をご覧ください。