この記事では、ピボットポイントのMT4インジケーターを8つ紹介します。
ウィークリー・ピボットやフィボナッチ・ピボット、アラート機能つきなど、いろいろなインジケーターを紹介するのでぜひお試しください!
デイリー・ピボットポイント
このインジケーターは、MT4チャートにデイリー・ピボットポイントを表示するインジケーターです。
上のチャートのように、当日のピボットポイントだけでなく、過去のピボットポイントも遡って表示されます。
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【MT4】ウィークリー・ピボットポイント
このインジは、デイリー・ピボットポイントに加え、ウィークリー・ピボットラインやマンスリー・ピボットラインもチャートに表示することができます。
各ピボットポイントの表示の有無は、設定で個別に切り替えることができます。
表示したいラインは「true」に、非表示したいラインは「false」にします。
・Daily Pivot:デイリー・ピボットラインの表示
・Daily S/R Levels:デイリー・ピボットR1~3、S1~3の表示
・Weekly Pivot:ウィークリー・ピボットラインの表示
・Weekly S/R Levels:ウィークリー・ピボットR1~3、S1~3の表示
・Monthly Pivot:マンスリー・ピボットラインの表示
・Weekly S/R Levels:マンスリー・ピボットR1~3、S1~3の表示
ピボットポイントの数値を確認できるインジ
このインジでは、直近5日間のデイリー・ピボットラインをチャートに表示し、また各ラインの価格をチャート右端で確認できます。
また「BIAS」では、現在の相場の方向性を教えてくれます。
・UP BIAS:上昇トレンド発生中
・NOT TRENDING:相場の方向性がはっきりしない
・DOWN BIAS:下降トレンド発生中
設定
・Enter GMT Correction in Hours:MT4サーバー時間がGMT+2/3の場合は、ここは0.0のままでOK
・ShowComment:trueにすると、直近8日間の各ピボットポイントの数値や直近3日間(5日間・8日間)のピボットラインの平均値が表示されます
・ShowLines:各ピボットラインの表示のON/OFF
・ShowDayPivot:今日の各ピボットポイントの数値を表示したい場合は、trueにします
※アプリ版MT4では、ピボットポイントが表示できません。
スマホでピボットポイントを表示したチャートを見たい場合はTradingViewがおすすめ!
1時間足ピボットライン
これは、1時間毎の価格データをもとにピボットポイントを計算し、チャートに表示するインジケーターです。
1分足のレジサポラインとして機能するため、スキャルピングトレーダーにおすすめです!
設定
・PivotMode:ピボットポイントの種類
→Normal:通常版 Fibonnaci:フィボナッチ版
・CurrentHourOnly:trueにすると、直近1時間のみのピボットポイントのみ表示されます
・CountBar:ピボットポイントを表示する価格範囲(ローソク足の本数で指定)
・AreasFilling:trueにすると、各ピボットラインのゾーンを色塗り表示します
Hourly Pivot Points with Color Filling
【MT4】フィボナッチ・ピボットポイント
このインジでは、フィボナッチ版やカマリラ版、ウッディーズ版のピボットポイントを表示することができます。
主な設定
・Timeframe:ピボットポイントの計算期間。ウィークリーやマンスリーも表示できます
・Calculation Mode:ピボットポイントの種類
・Displaying Mode:Historical=過去の日も表示します Today=今日のみ表示されます
・Show Labels:各ピボットポイント名を表記します
・Show Price Tags:今日の各ピボットポイントの数値を右端に表示します
・Active Lines:各ラインの表示の有無を個別に設定できます
TradingViewならいろいろな種類のピボットポイントインジケーターを無料で利用できます!
詳しくは→ 【TradingView】ピボットポイントのインジケーター16選!
分足のピボットポイントを表示するインジ
これは5分足や1時間足などの、分足や時間足のピボットポイントを表示するインジケーターです。
たとえば、下のオージードル5分足チャートでは、直近30分間の範囲での価格データをもとに算出したピボットポイントを表示しています。
設定
・PivotFormula:ピボットポイントの種類
→カマリラ版、トムデマーク版、フィボナッチ版なども利用できます
・Applied_TimeFrame:ピボットポイントを計算する時間足を指定します
ピボットポイント到達を知らせてくれるアラートインジ
このインジは、複数の通貨ペアを監視して、次の条件を満たすとアラートで知らせてくれます。
アラート条件
- 価格がピボットポイントに到達し、ラインを超える
- 価格がピボットポイントに〇pips近づく
- 価格がピボットポイントで反発する
ピボットポイントをポジションの利益確定やエントリーの仕掛けポイントとして利用している方におすすめです!
主な設定
・Pivot Point Formula:ピボットポイントの種類
→スタンダード、フィボナッチ、ウッディ、カマリラ
・Alert Mode to use:アラートが鳴る条件を指定
ー例ー
Crossed Pivot:ピボットポイントと価格がクロスしたら
Crossed and Bounced:価格がピボットポイントを超え、ライン上で反発したら
Near Pivot:価格がピボットポイントに近づいたら ※数値は下の設定で指定します↓
・Points Near Pivot:価格がピボットポイントにどれだけ近づいたらアラートで知らせるか(単位0.1pips)
・Symbol to Scan:アラート対象の通貨ぺアの選び方
→ Market Watch:気配値画面に表示している通貨ペアが対象 Symbols in List:次の設定で指定します
・Symbols to Scan:アラートで知らせてほしい通貨ペアを入力してください
アラート機能の有効化は、各ピボットポイントで個別にON/OFFにできます。
有効化したいラインは「Enable」にし、無効化したいラインは「Disable」にします。
また、ボリンジャーバンドでアラート条件をさらに絞ることもできます。
・Use Bollingerbands upper/lower Filter:YESにすると、ボリンジャーバンドによるフィルターが有効化されます
→価格がピボットポイントとクロスするなどの条件時に、ボリンジャーバンドの+2σを価格が上抜ける、または-2σバンドを下抜けているときのみアラートが鳴ります
Multi Pair Pivot Point Scanner Alerts
開始時刻を変更できるインジ
このインジは、ピボットポイントを計算する範囲を調整することができます。
具体的には、設定の「ShiftHrs」で計算する開始時刻を指定します。
たとえば、使用しているMT4のサーバー時間がGMT+9(日本時間)の場合、土曜日にもローソク足を形成し、その結果月曜日のピボットポイントは土曜日の価格データをもとに算出されます。
これを避けるためには、MT4チャート内のGMTを+2/+3にしましょう。
「ShiftHrs」に‐7(-6)を入力する ※冬時間=-7 夏時間=-6