この記事では、ケルトナーチャネルのMT5インジケーターを4つ紹介します。
ケルトナーチャネル
これは通常のケルトナーチャネルです。
関連 ケルトナーチャネルの使い方講座【環境認識・トレイリングストップ戦略・ブレイクアウト手法】
設定で、中心線(MA)の期間のほかに、MAの種類や適用価格を変更できます。
設定
・MA_Period:MAとATRの期間
Mode_MA:MAの種類
→Simple=SMA Exponential=EMA Smoothed=平滑移動平均線 Linear Weighted=加重移動平均線
Price_Type:MAの適用価格
たとえば、上の設定ではケルトナーチャネルのバンドは次のようになります。
・上のバンド=10期間SMA+10期間ATR
・下のバンド=10期間SMA-10期間ATR
他にも、EMAを中心線に設定すると、EMAを基準として、上下にATR数値分離れた水準にバンドが表示されます。
改良型ケルトナーチャネル
このインジケーターでは、ケルトナーチャネルのMAとATRの期間を個別に設定することができます。
設定
・Number of the periods to smooth the center line:MAの期間
・Number of periods to smooth deviation:ATRの期間
・Factor which is used to apply the deviation :バンド係数
・The center line applied price:MAの適用価格
・The center line smoothing method :MAの種類
→SMA EMA SMMA WMAの4種類があります
・Variation Method:チャネルの種類
→ここは「ATR as source」にします
たとえば、上の設定では、ケルトナーチャネルのバンドは次のようになります。
・上のバンド = 20期間EMA + 14期間ATR × 1.2
・下のバンド = 20期間EMA - 14期間ATR × 1.2
※バンド係数を変更することで、チャネルの幅を調整することができます。
下のチャートでは、バンド係数を3に変更して、チャネルの幅を大きくしています。
※MT5上では、「Customizable Keltner」という表記になっています
MTF機能つきケルトナーチャネル
これは、上位足のケルトナーチャネルを表示することができるインジケーターです。
上のポンドドル5分足チャートでは、30分足のケルトナーチャネルを表示しています。
設定
・Time frame:ケルトナーチャネルの表示したい時間足を指定
→3分足・10分足・8時間足なども可能
・Moving average period:MAの期間
・Moving average type:MAの種類。SMA or EMA
・Midlle line visible:中心線の表示/非表示
・Moving average price:適用価格
→平均足の終値や高値なども可能
・Range period:ATRの期間
・Range multiplier:バンド係数
・Range calculating mode:「Calculate using ATR」にする
Keltner Channel Oscillator
これは、サブウィンドウにケルトナーチャネルと価格(ライン表示)を表示するインジケーターです。
チャネルとラインの位置関係を簡単に見ることができ、ケルトナーチャネルを使ったブレイクアウトや逆張り手法を利用している方におすすめ!
設定