この記事では、TradingView(トレーディングビュー)チャートで、ピンバー(ハンマー・首吊り線)を自動検出するインジケーターを10個紹介します!
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目次
1.ピンバーを自動検出するインジ
このインジケーターは、ピンバーを自動検出し、そのローソク足の実体を色塗りします。
デフォルトの設定では、上ヒゲピンバーは黄色、下ヒゲピンバーは黒色で表示されます。
ピンバーの条件
ヒゲの長さ>実体の大きさ×2
また、次のインジケーターもピンバー(トンカチ、カラカサ、首吊り線)の足を色塗りし、背景をハイライトします。
Hammer/Hanging Man/Shooting Star
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2.ピンバー&モメンタムキャンドル
このインジケーターは、ピンバーとモメンタムキャンドルの2つのローソク足パターンを検出し、その足に「P」や「★」アークが表示されます。
- ピンバー:片方のヒゲの長さがローソク足全体の80%以上を占め、実体の大きさが20%以下の足
- モメンタムキャンドル:実体の大きさがローソク足全体の80%以上を占め、ヒゲの長さが20%以下の足
また、次のインジケーターもピンバーを自動検出して「▼」マークで知らせてくれます。
上ヒゲピンバーの条件
- ピンバーの実体<1つ前のローソク足の実体
- ピンバー上ヒゲ>実体×0.5
- ピンバー上ヒゲ>下ヒゲ×2
3.ピンバー自動検出つきボリンジャーバンド
このインジケーターは、ピンバー・ハンマーが発生すると「▼」マークが表記され、またボリンジャーバンドとEMAをチャートに表示します。
ボリンジャーバンドやEMAとピンバーの関係性を調べたい方におすすめのインジケーターです。
Hammers, Bollinger Bands & Moving Average Exponential
4.出来高の平均値を超えるピンバーを自動検出するインジ
このインジケーターは、検出したピンバーが前のローソク足の幅より大きいときピンバーの上に矢印が表示され、前のローソク足の幅より小さいときピンバーの下に矢印が表示されます。
また、ピンバーの出来高が出来高の平均値(期間20のSMA)より大きいとき矢印の色は黄色で、ピンバーの出来高が出来高の平均値より小さいとき矢印の色は青色になります。
5.ピンバーの条件を調整できるインジ
このインジケーターは、検出するピンバー(トンカチ、カラカサ、首吊り線)の条件を自由に設定できます。
デフォルトの上ヒゲピンバーの検出条件は次のとおりです。
- 下ヒゲは実体の2分の1以下
- 実体は300pips以下
- 上ヒゲは実体の3倍
設定
Hammer Body,Max Height:ピンバー実体の大きさの上限をピップスで指定
Body,Max Proportion of Tail:実体がピンバーの長いほうのヒゲの何倍以下か指定
Shadow,Max Proportion of Body:ピンバーの短いほうのヒゲが実体の大きさの何倍以下か指定
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6.ピンバー&ピボットポイント
これはピボットポイントをチャートに表示できる、ピンバー検出インジケーターです。
1時間足 4時間足 日足 週足 月足 年足
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設定
PIN BAR + TREND LINE + SUPORT_RESISTANCE
7.【スキャル用】ピンバーの利食い水準と損切り水準を表示するインジ
このインジケーターは、ピンバーを検出し、ピンバーの高値安値やピンバーで仕掛けたときの短期利食い/損切り水準をチャートに表示します。
上ヒゲピンバーの場合
- 損切り水準=ピンバーの上ヒゲ+ピンバー幅の2分の1
- 第1利食い水準=ピンバー安値-ピンバー幅
- 第2利食い水準=ピンバー安値-ピンバー幅×2
ピンバーの出現、またその後価格が損切り水準や第2利食い水準に到達するとアラートで知らせてくれます。
8.ピンバーの出現をアラートで知らせるインジ
このインジケーターは、ピンバーを自動検出するとアラートで知らせるように設定できます。
※関数alertconditionの条件でアラートを有効化するには、次の3つの手順を行う必要があります。
- インジケーターを現在のチャートに適用
- アラートの作成画面を開く
- アラート条件を「Pin Bar」にして、「作成」をクリック