今回の記事では、フィボナッチリトレースメントを自動で引くMT5インジケーターを5つ紹介します。
各インジケーターの特徴やメリットは異なるので、自分の好みに合ったものをぜひ見つけてみてください!
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目次
直近の最高値・最安値を起点としたフィボナッチを引くインジ
このインジケーターは、直近の期間内の最高値・最安値を起点としたフィボナッチ リトレースメントを自動で表示します。
設定
起点を選ぶ範囲は、パラメーター「BarsToScan」で調整できます。
この数値を大きくすることで、より大きなスイング波を起点とするフィボナッチを引くことができます。
BarsToScan:フィボナッチを引く範囲
たとえば「BarsToScan=70」では、直近70本のローソク足の範囲での最高値最安値を始点&終点にして、フィボナッチを引いています。
また、「Level_1~6」の値を変更することで、リトレースメントの水準を変更できます。
外部リトレースメントも表示するインジ
これは、フィボナッチの内部リトレースメントに加えて、外部リトレースメント(161.8%・261.8%・423.6%)も表示してくれるインジケータです。
また上のチャートのように、大きなフィボナッチと小さなフィボナッチの2つを同時に引いてくれます。
設定
・Amplitude:設定期間
・Behavior:2つのフィボナッチをどちらも表示したい場合は、「Display Both Fibos」を選択してください。大きい方のみを表示したい場合は「Only Big Fibo」を、小さい方のみを表示したい場合は「Only Small Fibo」を選択します。
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ZigZagを起点にフィボナッチを引くインジ
ZigZagの最新のスイング波の高値安値を起点にフィボナッチを引くインジケーターです。
ZigZagのパラメーターを変更することで、フィボナッチの起点となる高値安値を調整できます。
設定
このインジは、次の2つのフィボナッチを表示できます。
・DynamicFibo:最新のスイング波で引くフィボナッチ
・StaticFibo:1つ前のスイング波で引くフィボナッチ
StaticFiboをチャートに表示したい場合は、設定の「StaticFibo display flag」を「True」にしてください。
※TradingViewではフィボナッチリトレースメント、ファン、タイムゾーンなど、フィボナッチツールをいろいろ利用できます!
リトレースメント | ファン | タイムゾーン | アーク | エクスパンション | チャネル | サークル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
TradingView | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
前日や当日の最高値・安値を起点に引くインジ
前日の高値安値、または今日の最高値安値を起点としたフィボナッチ リトレースメントが引かれます。
上のドル円5分足では、今日の最高値を始点、最安値を終点としたフィボナッチ水準が表示されています。
設定
設定の「adjustment under the current prices」を「true」にすると、今日の最高値安値を起点に引かれます。
前日の高値安値を起点にしたい場合は、次のように設定を変更してください。
adjustment under the current prices:false
number of days back to obtain high:1
number of days back to obtain low:1
また、「number of days back to obtain high/low」の数値を2や3にすると、2日前や3日前の最高値安値を起点としたフィボナッチが表示できます。
フィボナッチバンドを表示するインジ
特定の期間の高値安値を起点としたフィボナッチ水準を、バンドとして表示したインジケーターです。
フィボナッチバンドでは、指定した期間内で最高値安値が更新されると、各フィボナッチ水準がそれに合わせて変動します。
設定
「High/low period」で、起点となる最高値安値を選ぶ期間を指定します。
また、設定の「カラー」タブで、各ラインの色を変更できます。