この記事では、TradingView(トレーディングビュー)チャートで特定の時間帯を色分けして表示するインジケーターを11個紹介します。
このインジケーターを使えば、東京・欧州・NYなどの各市場の時間帯を色分け表示したり、各市場の最高値安値などを確認するのに役立ちます!
目次
1.市場の時間帯を色分け表示するインジ
これは、東京市場・EU市場・NY市場の各時間帯を色分けして表示するインジケーターです。
表示する時間帯は設定で変更できるので、各市場のオープン/クローズ時間は自分好みに調整できます。
設定
下の3つのsessionに市場の開始/終了時間を入力します。
Japan Session
EU Session
America Session
ただし、入力する数値は下の式で求めてください。
入力する数値=表示したい時間+11
例1:午前10時に対応する「入力する数値」
入力する数値=10+11=22
例2:午後8時(20時)に対応する「入力する数値」
入力する数値=20 +11=31→31-24=7
※計算値が24以上では、さらに24を引いてください
下の表は各市場の時間帯と「入力する数値」です。
市場の時間帯 | 市場の時間帯 | |
---|---|---|
東京 | 9時~15時 | 20~2 |
欧州 | 16時~1時 | 3~12 |
ニューヨーク | 21時~6時 | 8~16 |
※設定は、15分単位で数値を入力できます。そのため、14時30分~18時15分などの時間帯で表示することもできます
注意点
このインジケーターは夏時間の切り替え機能が付いていないので、夏時間のときは欧州市場・NY市場の設定数値を自分で調整する必要があります
また、それぞれの色の設定は設定の「スタイル」タブで行えます。
色0:設定した時間帯以外の時間の背景色
色1:東京市場の背景色
色2:EU市場とNY市場が重なる時間帯の背景色
色3:NY市場の背景色
色4:EU市場の背景色
※上のリンクの「お気に入りインジケーターに追加」ボタンをクリックすると、お気に入りに登録され、お気に入りからチャートに表示できます
※上の3つの市場に加えて、他の市場や時間帯を色分けしたい方は、次のインジケーターがあります。
このインジケーターは、合計6つの時間帯を色分け表示できます。入力する数値は「表示したい時間+11」です。
2.サブウィンドウに各市場の時間帯を表示するインジ
このインジケーターは、メインウィンドウではなく、サブウィンドウに各市場の時間帯を表示します。
時間帯は調整できませんが、次の4つの時間帯を表示してくれます。
- シドニー市場:4時00分~15時00分
- 東京市場:9時00分~18時00分
- ロンドン市場:16時00分~24時00分
- ニューヨーク市場:21時00分~5時00分
3.5つの市場の時間帯を色分け表示するインジ
このインジケーターは、5つの市場の時間帯を色分け表示できます。
各市場のオープン時間(SessionStart)とクローズ時間(SessionClose)は、設定で自由に変更できます。
時間はニューヨーク時間(GMT-4/-5)で設定します。
たとえば、オープン時間を日本時間(GMT+9)で9時にしたい場合は、夏時間(ニューヨークGMT-4)では20を入力します。
※夏時間では東京時間とニューヨーク時間の時差は13時間です
4.曜日も表示するインジ
このインジケーターでは、特定の時間帯のチャート背景を色塗り表示し、また曜日をチャート上に表記します。
5.市場のオープン/クローズでアラートが鳴るインジ
このインジケーターは、指定した時間帯の背景をハイライトします。
また、市場の開始時刻と終了時刻にアラートが鳴るように設定することもできます。
設定
Timezone to Highlight:市場の開始時刻と終了時刻を入力
→時間はニューヨーク時間(GMT-4/-5)で設定します
Alert when Session Starts/Ends?:アラートが鳴る時刻を入力
Color Candles within Zone?:ハイライトした時間帯のローソク足の色が変更されます
Hide on 4HR and Above?:チェックを入れると、4時間足、日足、週足、月足でハイライトが非表示になります
Hide on Other Timeframe?:チェックを入れると、指定した時間足のハイライトが非表示になります
関数alertconditionの条件でアラートを有効化するには、次の3つの手順を行う必要があります。
- インジケーターを現在のチャートに適用
- アラートの作成画面を開く
- アラート条件を「Session Alert!」にして、「作成」をクリック
6.市場の高値安値に水平線を引くインジ
このインジケーターは、市場の背景を色塗り表示し、さらにその市場の最高値・最安値に水平線を引いてくれます。
東京時間やユーロ時間の最高値・最安値を利用した、ブレイクアウトトレードや逆張りトレードにおすすめのインジケーターです。
設定
High & Low Of Custom Session - OpeningRange Breakout (Expo)
また次のインジケーターも、指定した時間帯の最高値・最安値と半値に水平線を引いてくれます。
7.移動平均線つきボックスインジ
このインジケーターは、指定した時間帯の背景を色塗りし、さらにその市場の高値安値に水平線が引かれ、移動平均線が表示されます。
設定
市場の時間はニューヨーク時間(GMT-4/-5)で設定します。
8.市場の平均ボラティリティも確認できるインジ
このインジケーターは、指定した時間帯のチャート背景をハイライトし、その時間帯の平均価格変動幅を測定表示します。
東京市場やニューヨーク市場など、各市場の平均ボラティリティを測定するのに役立ちます。
また次のインジケーターは、指定した時間帯(青色)の直近5つのセッションの平均レンジ幅(赤色)で表示したり、レンジ幅(R:ピップス単位)を確認できます。