今回は、リスクリワードレシオ(損益比率)を自動計算するMT4&MT5インジケーターを紹介します。
その他の機能として、利食い幅や損切り幅をpips表示したり、リスク率にもとづくロット数を自動計算してくれるので、ぜひお試しください!
リスクリワードレシオを測定表示するインジケーター
このインジケーターは、リスクリワードレシオやロット数を自動計算してくれます。使い方を順に解説します。
・リスクリワードレシオの測定方法
・トレードでの実践的な使い方
・パネルの使い方
・ロットサイズの計算
・ダウンロードサイト
リスクリワードレシオの測定方法
チャート左上に表示されたパネルの左端のアイコンをクリックすると、損切り/エントリー/利食いの3本のラインが表示されます。
「Stop」と「Target」ラインの数字は、それぞれ損切り幅、利食い幅を表します。Openラインの数字は、現在のローソク足終値からの乖離幅を表します。
また、RR Ratioはリスクリワード比率(損切りと利食い幅の比率)です。
上のチャートでは、次のようになっています。
損切り幅:0.00033ドル (=3.3pips)
利食い幅:0.00066ドル (=6.6pips)
リスクリワード比率:2.00 (3.3:6.6=1:2)
※リスクリワード比率=損切りと利食い幅の比率
各ラインは上下に動かすことができ、それに合わせてチャート上の損切り幅や損益比の数値が変化します。
トレードでの実践的な使い方
実際のトレードでは、次のようにトレードチャンスの損益比率をエントリー前に確認するのに役立ちます。
手順
- 手法ルールにもとづいて、エントリー・損切り・利食い水準を決定する
- 3つのラインを①で定めた水準に置く
- RR Ratioで損益比率を確認する
また、エントリー価格や損切り価格はチャート横軸に表示されます。
関連:FXでリスクリワードレシオを自動計算して、チャートに表示する5つの方法
パネルの使い方
パネル上の各ボタンについて、簡単に解説します。
①ラインの表示ボタン:ボタンを1クリックして、チャート上でクリックすると3本のラインが表示されます
②非表示ボタン:クリックすると、チャート上のラインを消せます
③アジャストボタン:Openラインを現在の価格に移動できます
④フリーズボタン:このボタンをクリックすると、Target&Stopラインを固定してOpenラインを動かせます。このボタンがOFFのときは、Openラインを動かすとTarget&Stopラインも一定間隔を保って移動します
⑤R:Rボタン:クリックすると、「設定したリスクリワード比率」になるように、Targetラインが移動します。
また、R:RボタンがON状態でTargetまたはStopラインの一方を動かすと、「設定したリスクリワード比率」になるように他方のラインも動きます。
ロットサイズの計算
このインジケーターは、ロット数計算機能も搭載しています。
ロット数は、リスク率・トレード資金・リスクリワード比率の3つの変数にもとづき算出します。
リスク率とトレード資金は、設定から変更できます。たとえば、リスク率=2% トレード資金100万円とした場合、1回のトレードでの最大損失額が2万円になるようなロット数を計算表示してくれます。
- Allowed Risk Percent:個々のトレードにおけるリスク率(%)
- Cash Amount:トレード資金を入力
ロット数は、パネル内に表示されます。TargetラインやStopラインを動かして損益比率が変化すると、それにあわせてパネル内のロット数も変化します。
ダウンロードサイト
このインジケーターは、デモ版と製品版があります。
デモ版はユーロドルのみ利用可能です。気に入った方は、まずはデモ版をお試しください。
※TradingViewの損益比率ツールでも、チャートの任意の水準にエントリー・利食い・損切り水準を指定して、その損益比率を調べることができます。
また、損切り幅と指定した資金量&リスク率でのロット数を自動計算してくれます。