この記事では、TradingView(トレーディングビュー)で使えるフラクタルインジケーターを14個紹介します!
いろいろな機能を搭載したフラクタルインジケーターがあるので、ぜひお試しください!
目次
1.フラクタルを使ったトレーリングストップ
これは、フラクタル高値安値を使ったトレーリングストップ系インジケーターです。
たとえば、価格がフラクタル高値の下にあるときフラクタル高値に水平線が引かれ、フラクタル高値が切り上げるとラインが引き直され、価格の下落を追跡します。
そして、フラクタル高値のラインをローソク足終値で超えたら、ラインが転換しフラクタル安値の水準でラインが引かれます。
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設定
Show all Williams Fractalsh:フラクタルの高値安値を表示するか
Show Williams Trailling Stop:フラクタルを使ったトレーリングラインを表示するか
Buffer for Williams Stop%:トレーリングラインをフラクタル水準から〇%離す
Williams Fractal Rangei:フラクタルの計算期間
Flip Trail On:フラクタル水準をローソク足終値、または高値安値のどちらで超えたら、トレーリングラインを転換するか
また、トレーリングラインをローソク足が越えたとき、アラートで知らせてくれます。
Williams Fractal Trailing Stops
※上のリンクの「お気に入りインジケーターに追加」ボタンをクリックすると、お気に入りに登録され、お気に入りからチャートに表示できます
2.フラクタルの高値安値に水平線を引くインジ【MAフィルター】
このインジケーターは、フラクタルの高値安値に水平線を引きます。
この水準は、相場のレジサポラインの候補になります。
機能1
設定の「Show Ideal Fractals Only」にチェックを入れると、フラクタル高値安値は重要なもののみ厳選されてその水平線のみチャート上に表示されます
機能2
設定の「Use Renko Style Fractals」にチェックを入れると、練行足チャートにフラクタルを表示し、その高値安値に水平線を引くこともできます
機能3
移動平均線を使ったフィルターで、フラクタルを厳選することもできます。
短期MAが長期MAの上にあるとき、フラクタル高値のみ表示される
短期MAが長期MAの下にあるとき、フラクタル安値のみ表示される
MAフィルターを有効化したい場合は、設定の「Use MA Filter on Fractals」にチェックを入れてください。
設定
Fractals and Levels by JustUncleL
3.出来高フィルターつき!フラクタル水準に水平線を引くインジ
このインジケーターは、フラクタルの高値安値に水平線を引きますが、フラクタルの足の出来高がその平均値(SMA)を超えていない水平線が引かれません。
つまり、出来高が平均を上まわる重要度の高いフラクタル高値安値に絞って水平線を表示することができます。
このフラクタルは、両側2本のローソク足と比較して高値が高い(安値が低い)ローソク足をフラクタルの高値(安値)と定義します。
- フラクタル高値3 = 高値3>高値4 & 高値4>高値5 & 高値2<高値3 & 高値1<高値2
- フラクタル安値3 = 安値3<安値4 & 安値4<安値5 & 安値2>安値3 & 安値1>安値2
そしてこのフラクタル高値3や安値3の足の出来高が、出来高の平均値(SMA)を上回っている場合、水平線が引かれます。
※出来高のSMAの設定期間は、設定の「VolumeMA」で変更できます。
デフォルトでは6で、直近6本の足の出来高の平均値とフラクタル足の出来高を比較します。
また、設定の「Resolution」でフラクタルの時間足を変更でき、上位足フラクタル高値安値に水準を引くこともできます。
次のユーロドル5分足では、1時間足フラクタル高値安値に水平線を引いています。
Fractal Support Resistance (Fixed Volume) 2
また次のインジケーターは、3つの上位足の出来高フィルター・フラクタルの高値安値に水平線を引きます。
4.日足、週足、月足のフラクタル高値安値を表示するインジ
このインジケーターは、現在の時間足のフラクタルに加え、日足、週足、月足のフラクタル高値安値をチャートに表示します。
価格の下に表示される緑のラベルはフラクタルの安値で、価格の上に表示される赤いラベルはフラクタル高値です。
また、現在の日足、週足、月足のフラクタルの方向をパネル表示してくれます。
3つの時間足のフラクタルが一致する場合、相場はその方向の動きが強いです。
下位足での仕掛けは、この方向に絞って取引機会を探すことで、優位性の高いエントリーに絞ることができます。
設定
Fractal Length:フラクタルの期間
Panel X Y:パネルの表示位置
Show Panelh:パネルの表示の有無
5.フラクタルベースのZigZag
このインジケーターは、隣り合うフラクタル高値安値をラインで結び、ZigZagラインを表示することができます。
フラクタル高値の隣にさらにフラクタル高値が発生した場合はその高値は無視し、フラクタル安値が発生したらラインを追加します。
また、フラクタル高値同士や安値同士を結び、チャネルを表示することもできます。
他にも、ハーモニックパターン(ABCD、バット、バタフライなど)やヘッドアンドショルダー、ウォルフ波などを自動検出してくれます。
6.MTFフラクタル
このインジケーターは、上位足フラクタルの高値安値水準に水平線を引きます。
下のユーロ円5分足では、1時間足フラクタル高値安値に水平線が表示されています。
設定
Resolution:表示したいフラクタルの時間足
7.フラクタル&アリゲーターの順張りシグナル
このインジケーターは、ビル・ウィリアムズ氏が開発した2つのテクニカル指標、フラクタルとアリゲーターを表示します。
そして、次の2つの条件が発生すると、チャートに矢印が表示され、アラートで知らせてくれます。
条件1
- 買いシグナル:アリゲーターの3本のラインが上昇パーフェクトオーダーを形成し、その短期ラインの上でフラクタル安値が初めて形成
- 売りシグナル:アリゲーターの3本のラインが下降パーフェクトオーダーを形成し、その短期ラインの下でフラクタル高値が初めて形成
条件2
- 買いシグナル:短期ラインが中期ラインの上にあり、短期ライン上でフラクタル高値を形成、または直近のフラクタル高値水準を超える
- 売りシグナル:短期ラインが中期ラインの下にあり、短期ライン下でフラクタル安値を形成、または直近のフラクタル安値水準を下抜ける
8.アラート機能付きフラクタル
このインジケーターは、新しいフラクタルが出現するとアラートが鳴るように設定できます。
関数alertconditionの条件でアラートを有効化するには、次の3つの手順を行う必要があります。
- インジケーターを現在のチャートに適用
- アラートの作成画面を開く
- アラート条件を「General Alert」にして、「作成」をクリック
Williams Fractals with Alerts by MrTuanDoan
9.フラクタルベースのトレンドラインを自動で引くインジ
このインジケーターは、直近のフラクタル高値2点や安値2点を基点にトレンドラインを2本自動で引きます。
上位足のフラクタルを基点にしたトレンドラインを下位足チャートに表示することができ、下の30分足チャートでは4時間足のトレンドラインを表示しています。
また、トレンドラインを価格がブレイクアウトしたときにアラートで知らせるように設定することもできます。
Fractal lines multi time frame
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10.一目均衡表&EMA&フラクタル
このインジケーターは、一目均衡表2つと4本のEMA、フラクタルをチャートに表示できます。
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