
この記事では、TradingView(トレーディングビュー)チャートで使える、トレーリングストップ系インジケーターを 個紹介します!
目次
1.価格から〇%離れた位置にストップラインを表示するインジ
これは、価格から〇%離れた位置にラインが表示してトレンドを追尾するトレーリングストップ系インジケーターです。
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下のカナダ円30分足の上昇トレンドでは、ローソク足終値から0.3%下に離れた位置を保ってストップロスがトレンドを追跡します。

設定

ソース:ローソク足の始値・終値・高値・安値のいずれを計算に用いるか指定
% Percent:価格から何%離してトレーリングストップ水準を表示するか指定
Cloud On/Off:ONにすると、ラインとローソク足間が色塗り表示されます
Bar Colors On/Off:ONにすると、価格がラインの上にあるときローソク足が緑色で、価格がライン下にあるとき赤色で表示されます
※上のリンクの「お気に入りインジケーターに追加」ボタンをクリックすると、お気に入りに登録され、お気に入りからチャートに表示できます

次のインジケーターも価格から〇%離れた位置にトレーリングストップラインを表示し、設定で買いポジション・売りポジションのストップラインを切り替えることができます。

設定

LONG=1 SHORT=2:1=買いポジションのストップラインを表示 2=売りポジションのストップラインを表示
2.移動平均線を使ったトレ―リングストップ
これは、移動平均線(SMA / EMA)を使ったトレーリングストップ系インジケーターで、移動平均線からATR値離れた位置にラインが表示されます。
ストップ位置=移動平均線-ATR×係数
赤い領域の上端はMAで、下端はストップ位置になります。
トレーリングストップラインはMAの上昇とともに上昇しますが、価格がストップラインを下回らないまでMAが下落してもストップラインは下落しません。

設定

ATR look back period:ATRの期間
ATR multiplier:ATRの係数
MA Period:MAの期間
また、次のインジケーターでは価格がSMAの上にあるとき「SMA-ATR×係数」に、価格がSMAの下にあるとき「SMA+ATR×係数」にラインが表示されます。

Simple Moving Average - ATR Trailing Stop
3.フラクタルを使ったトレーリングストップ
このインジケーターは、フラクタルを利用したトレーリングストップ系インジケーターです。
- 上昇トレンド相場:フラクタル安値の水準にストップラインが表示され、新たなフラクタル安値が発生するとストップラインがその位置に切り上がります
- 下降トレンド相場:フラクタル高値の水準にストップラインが表示され、新たなフラクタル高値が発生するとストップラインがその位置に切り下がります

ローソク足終値がストップラインを抜けると、アラートで知らせることもできます。
設定

Williams Fractal Range:フラクタルの期間
Flip Trail On:ストップラインを終値で抜けるか、ヒゲで抜けたらストップラインが切り替わるか選択
Williams Fractal Trailing Stops
4.ATRトレーリングストップ
ATRを使ったトレーリングストップ系インジケーターは、次の3つがあります。
1つ目
このインジケーターは、ATRを利用して次のルールでトレーリングストップ位置を動かします。
- 上昇トレンドでのストップ位置=最も高い終値-ATR×係数
- 下降トレンドでのストップ位置=最も低い終値+ATR×係数

また、MTF機能が搭載されており、上位足のATRを利用したストップライン位置を表示することもできます。
下のカナダ円30分足では、4時間足のATRを使ったストップラインを表示しています。

設定

2つ目
次のインジケーターは、次の計算式でトレーリングストップラインを算出します。
- 上昇トレンドでのストップ位置=直近ローソク足n本の「高値-ATR×係数」の中で、最も高い数値
- 下降トレンドでのストップ位置=直近ローソク足n本の「安値+ATR×係数」の中で、最も低い数値

3つ目
このインジケーターは、2つの異なるATR値を使った、2本のトレーリングラインを表示します。
- 上昇トレンドでのストップ位置=n期間の「終値-ATR(期間n)×係数」の中で、最も高い数値
- 下降トレンドでのストップ位置=n期間の「終値+ATR(期間n)×係数」の中で、最も低い数値

短期トレーリングストップラインと長期トレーリングストップで、ポジションを分割決済したいときにおすすめのインジケーターです。
設定

5.ボリンジャーバンドを使ったトレーリングストップ
これはボリンジャーバンドを使ったトレーリングストップ系インジケーターです。
たとえば上昇トレンドでは、-1σや-2σバンドを基準にストップラインを引き上げます。

次のBBストップでは、アラート機能も搭載しています。
トレーリングラインを価格がローソク足で超えるとアラートで知らせてくれます。

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6.シャンデリア
これはアレキサンダー氏が「投資苑2」で紹介したトレーリングストップルール「シャンデリア」です。
- 買いポジション:直近N本の最安値 - ATR ×係数
- 売りポジション:直近N本の最高値 + ATR ×係数

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7.直近3本のローソク足の最安値、最高値
これはスキャルピングトレード向きのトレーリングストップ系インジケーターで、直近3本のローソク足の最安値、最高値にラインを表示します。
