この記事では、TradingView(トレーディングビュー)でトレンドの強さを測定するインジケーターを12個紹介します!
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目次
1.トレンドの強さをスコア化するインジ
このインジケーターは、トレンドの強さをローソク足の終値の大小関係で点数化します。
具体的には、現在のローソク足終値と12本前~20本前の各ローソク足終値と比較して、現在のローソク足終値が高い場合+1、低い場合-1として点数を算出します。
点数が+5点以上は上昇トレンドで、+10点が連続すると上昇トレンドの勢いが強く、同様に点数が+5点以上は下降トレンドで、-10点が連続すると下降トレンドの勢いが強いと判定できます。
また、点数が+5点以上のローソク足は青色で、点数が-5点以上のローソク足は赤色で色塗りされます。
また次のインジケーターは、指定した期間n番目から2n番目のローソク足終値と、現在のローソク足終値を比較して点数化します。
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2.複数MAの方向をパネル表示するインジ
このインジケーターは、EMAやHMA、ALMAなど11種類の移動平均線(期間は5、21、100など)の方向をパネル表示します。
移動平均線が前回値と比べて上昇している場合は+、前回値と比べて減少している場合は-と表示されます。
たとえば下降トレンドでは-の数が多いほどトレンドの強さが強く、+の割合が増えるとトレンド終了/転換の可能性があるので要注意です。
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3.5本のEMAの傾きを計測するインジ
このインジケーターは、5本のEMAのラインの傾きを計測表示し、短期、中期、および長期のトレンドの強さを分析するのに役立ちます。
数値が0の場合ラインの傾きは水平で、数値が大きいほどラインの傾きは急勾配でトレンドが強いことを示唆しています。
4.MAチャネルと価格チャネルでトレンドの強さを分析するインジ
このインジケーターは、MAチャネルと価格チャネル(線形回帰)を比較して、MAチャネルの幅が価格チャネルのよりも大きい場合、トレンドがあると判断し、MAとチャネルの距離でそのトレンドの強さを分析します。
トレンドが強いとバーの色は濃く、トレンドが弱いとバーの色が薄くなります。
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5.平均足でトレンド方向・強さを見るインジ
このインジケーターは、平均足を利用してトレンドの強さを分析します。
見方
- 薄い緑:平均足は高値安値を切り上げており、上昇トレンド方向の勢い強い
- 濃い緑:平均足は陽線だが、高値または安値を切り下げており、上昇トレンドが弱まっている
- 薄い赤:平均足は高値安値を切り下げており、下降トレンド方向の勢い強い
- 濃い赤:平均足は陰線だが、高値または安値を切り上げており、下降トレンドが弱まっている
また次のインジケーターは、3つの時間足の平均足の方向を表示します。
複数の平均足の方向を一致するときトレンドが強く、複数の平均足の方向が一致しないとき(特に上位足の平均足の方向に逆行するとき)トレンドは弱いです。
Multi TimeFrame (MTF) Trend Strength
6.トレンドの強さで色が変わるADX
このインジケーターは、ADXとDMIでトレンドの強さや方向を分析し、それにあわせてADXやローソク足の色を変化させます。
トレンドの方向を+DIと-DIの大小関係で判定し、緑系の色は上昇トレンド、赤系の色は下降トレンドを表します。
- 灰色:ADXが10未満→トレンドレス
- 薄緑/薄赤:ADXが10から20→トレンドの勢い弱い
- 明るい緑/明るい赤:ADXが20~40→トレンドの勢い強い
- 濃い緑/濃い赤:ADXが40以上→トレンドの勢い過熱気味
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7.2本のEMA幅からトレンドの強さ・方向を分析するインジ
このインジケーターは、2本のEMA幅からトレンドの強さや方向を分析します。
計算式
Trend Strength=(短期EMA-長期EMA)×100÷長期EMA
見方
- TS>0で緑色:上昇トレンド中
- TS>0で赤色:押しまたは下降トレンドへの転換
- TS<0で赤色:下降トレンド中
- TS<0で緑色:戻しまたは上昇トレンドへの転換
また次のインジケーターは、EMAの変化率を利用してトレンドの強さを分析します。
0レベル以上は買い優勢で、0レベル以下は売り優勢、0レベルは買い売りが拮抗しており方向感がありません。
特に下のチャートのように、上昇トレンド相場で0レベルで推移している局面はレンジ相場へ移行するシグナルになります。
8.複数EMAの変化率でトレンドの強さを調べるインジ
このインジケーターは、20本のEMAの位置関係や方向でトレンドの強さを分析します。
各EMA(期間n=5,10,15,20,…,95,100)の状態をブロックの色で表示します。
- ライム:EMA(n)の変化率≧0&EMA(5)>EMA(100)
- マルーン:EMA(n)の変化率<0&EMA(5)>EMA(100)
- 赤:EMA(n)の変化率<0&EMA(5)<EMA(100)
- 緑:EMA(n)の変化率≧0&EMA(5)<EMA(100)
9.RSIやストキャスティクスで、買いと売りのパワーを測定するインジ
このインジケーターは、RSI、ストキャスティクス、ADXのいずれかを使って、買いと売りそれぞれのパワーを計算します。
青ラインは買いの強さ、赤ラインは売りの強さを表し、青ラインが赤ラインを上回ると買い優勢、赤ラインが青ラインを上回ると売り優勢と判断でき、また2本のラインの乖離幅が大きいほどその方向のトレンドの勢いが増します。