この記事では、TradingView(トレーディングビュー)で使えるADXインジケーターを15個紹介します。
いろいろな機能を搭載したADXインジケーターがあるので、ぜひお試しください!
目次
ADXと±DMIを表示するインジ
これは、ADXと±DMIの3本を表示するシンプルなインジケーターです。
内臓されたADXインジケーターは±DIが表示されないので、±DIを表示したい方はこちらをご利用ください。
設定
期間:ADXとDMIの期間
TH:ADXに表示する水平線のレベル
※上のリンクの「お気に入りインジケーターに追加」ボタンをクリックすると、お気に入りに登録され、お気に入りからチャートに表示できます
SMAつきADXインジ
このインジケーターは、ADXやDMIに加え、ADXの移動平均線(SMA)をチャートに表示します。
ADXとそのSMAのクロスを、エントリーや利食いシグナルなどで利用したい方におすすめのインジケーターです。
設定
期間:ADXやDMIの期間
Threshold:ADXに表示する水平線の数値
SMA:SMAの期間
ADXの強さや±DIのクロスでローソク足の色が変化するインジ
このインジケーターは、ADXの数値や+DIとーDIの位置関係でトレンドの発生有無や方向を判定し、それに合わせてローソク足の色を変更します。
ADXとローソク足の色の関係
- ADXが20未満:グレー色(トレンドレス)
- ADXが20以上&+DI>ーDI:ライム色(上昇トレンド)
- ADXが20以上&+DI<ーDI:赤色(下降トレンド)
- ADXがADX指数とクロス:黒(トレンドの開始/終了シグナル)
※ADX指数=(adx+14日前のadx)÷2
※閾値20は設定の「Threshold」で変更できます
ADXとDMIでトレンドの方向を判定してWMAの色が変化するインジ
このインジケーターは、ADXとDMIでトレンドの有無と方向を判定し、それに合わせてチャートに表示した加重移動平均線(WMA)の色が変化します。
WMAの色とトレンドの関係
- 緑色:上昇トレンド
- 赤色:下降トレンド
- 黒色:ノートレンド
+DIとーDIの差をヒストグラム表示するインジ
このインジケーターは、+DIとーDIの差をヒストグラム(ΔDI±)として表示し、さらに25レベルをゼロラインとしたADXもサブウィンドウに表示します。
ΔDI±が0レベルを上抜けるのは+DIがーDIを上抜けることを示唆し、ΔDI±が0レベルを下抜けるのはーDIが+DIを上抜けることを示唆しています。
設定
上位足のADXや±DIを表示するインジ
このインジケーターは、上位足のADXや±DIをサブウィンドウに表示することができます。
下のポンドドル5分足チャートでは、1時間足ADXと±DIをチャートに表示しています。
ADXや±DIの時間足は、設定の「MTF for ADX Trend」で指定できます。
「MTF for ADX Trend」の数値を現在の時間足に掛けた数字を、表示するADXと±DIの時間足になります。
例1:5分足チャートで、1時間足(60分足)ADXを表示したい→12を入力
例2:15分足チャートで、4時間足(240分足)ADXを表示したい→16を入力
複数時間足のADXを表示するインジ
このインジケーターは、現在のチャートの時間足と上位足のADX2つをサブウィンドウに表示されます。
下の5分足では、5分足と1時間足ADXを表示しています。
上位足のADXを表示したい場合は、設定の「Show Different Timeframe」にチェックを入れ、「Didderent Timeframe」で時間足を指定します。
※デフォルトの設定では、現在の時間足のADXはヒストグラムで、上位足はドットで表示されます。
ライン表示にしたい場合は、設定のスタイルタブで変更できます。
また次のインジケーターは、現在の時間足のADXと4時間足、日足のADXの計3本のラインを表示します。
ADXでレンジボックスを検出するインジ
このインジケーターは、ADX値が閾値を下回るとレンジと判定して、そのレンジボックスをチャートに表示します。
上のチャートでは、ADXが20レベルを下抜けると、レンジ相場と判定されます。
関連:【FX】ADXの使い方や見方を徹底解説!【ボリバンやATRと好相性!】
設定
ADX Threshold:レンジ判定するADXの閾値
Box Mode:レンジの上限・下限水準を決定する方法。Extremes=しきい値を下回る範囲での最高値と最安値を、それぞれレンジの上限・下限とします。Avg.High/Low=範囲内のローソク足の高値安値の平均値を、それぞれレンジの上限・下限とします
関連:【TradingView】レンジ相場の発生を自動検出するインジケーター5選!
DMIで囲まれた領域を色塗りするインジ
このインジケーターは、DMIの2本のラインを表示する代わりに、2本のラインで挟まれた領域を色塗り表示されます。
ADXと±DIの3本を表示するのと比べて、ADXラインが見やすくなります。
関連:【MT4】ADXインジケーター7選!【クロス矢印・MTF・アラート・平滑化】
ADXヒストグラム
このインジケーターは、現在のADX値とn本目のADX値の差をヒストグラム表示します。
計算式
- ヒストグラム=(現在のADX値 ー n本目のADX値)÷n
パラメーターnは、設定の「Slope Length」で変更できます。
200EMAベースのADX
このインジケーターは、200EMAを基準とするADXラインをチャートに表示します。
たとえば上昇トレンドではADXは200EMAの上にあり、ADXと200EMAの乖離幅が大きくなるほど上昇トレンドの勢いは強いです。
アラート機能付きADX
このADXは+DIとーDIのクロスの発生をアラートで知らせてくれます。
アラート条件
- buy plus up minus:+DIがーDIを上抜ける
- sell plus down minus:ーDIが+DIを上抜ける
※関数alertconditionの条件でアラートを有効化するには、次の3つの手順を行う必要があります。
- インジケーターを現在のチャートに適用
- アラートの作成画面を開く
- アラート条件を選択して、「作成」をクリック
ADX and DI with Crossover Alerts
また、次のインジケーターでは次の3つのアラート条件が搭載されています。
- ADX Threshold:ADXが閾値(ADX Line)を超える
- Positive ADX Threshold:ADXが閾値を超える&+DI>ーDI
- Negative ADX Threshold:ADXが閾値を超える&+DI<ーDI
サブウィンドウにはADXとADXのEMA、ADXヒストグラムの3つを表示します。
ADXヒストグラム=(ADX - ADXのEMA)×2
[WJ] - ADX v2 [DMI, Alerts, Histogram, Customizable]
ADXの数値で色が変化するインジ
このインジケーターは、ADXの数値に応じてヒストグラムやローソク足の色が変化します。
上昇トレンドでは緑系の色で、下降トレンドでは赤系の色で表示されます。
- ADXが10未満:灰色
- ADXが10~20:薄緑/薄赤
- ADXが20~40:明るい緑/明るい赤
- ADXが40以上:濃い緑/濃い赤
ADXとRSIを表示するインジ
このインジケーターは、ADXとRSIの2つのオシレーターを同じサブウィンドウに表示します。