この記事では、TradingView(トレーディングビュー)のストキャスティクスインジケーターを28個紹介します!
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目次
- ストキャスティクスベースのローソク足
- フィボナッチレベルつきストキャスティクス
- ヒストグラム化ストキャスティクス
- 7本のフィボナッチ・ストキャスティクス
- ストキャスティクスのクロスの発生を知らせるインジ
- ストキャスティクスバンドをローソク足上に表示するインジ
- ストキャスティクスのダイバージェンスを検出するインジ
- ストキャスティクスとRSIの逆張りシグナル
- ラインの向きで色が変化するストキャスティクス
- 出来高加重ストキャスティクス
- K/D Difference
- ストキャスティクスボリンジャー&%B
- マルチストキャスティクス
- RSI&ストキャスティクス
- ダブル平滑ストキャスティクス
- ストキャスティクスのクロスをアラート知らせるインジ
- ストキャスティクスでトレンドの方向や強さを識別するインジ
- 5つのオシレーターを表示するインジ
- ボリンジャーバンドとストキャスティクスの逆張りシグナル
- MACDとストキャスティクスの逆張りシグナル
- ストキャスティクスヒートマップ
1.ストキャスティクスベースのローソク足
このインジケーターは、ストキャスティクスの%Dをローソク足の形式で表示します。
通常のローソク足のように、%Dの始値・高値・安値・終値でローソク足を形成します。
- 実体の大きさ:%Dの進行方向の強さを表す
- 進行方向のヒゲの長さ:%Dの進行方向の勢いの低下を表す
※サブウィンドウに表示したラインはSlow%Dです
※上のリンクの「お気に入りインジケーターに追加」ボタンをクリックすると、お気に入りに登録され、お気に入りからチャートに表示できます
2.フィボナッチレベルつきストキャスティクス
このインジケーターは、ストキャスティクスにフィボナッチ比率のレベル(23.6%、27.2%、31.8%、41.4%、50%、61.8%。78.6%)を表示します。
これらのフィボナッチレベルは、価格と同じようにストキャスティクスが反発する水準の候補になります。
3.ヒストグラム化ストキャスティクス
これは、ストキャスティクスの%Dラインを、50レベルを基準にヒストグラム表示に変換したインジケーターです。
%Dラインが50レベル以上では正の数値を、%Dラインが50レベル以下では負の数値になります。
4.7本のフィボナッチ・ストキャスティクス
このインジケーターは、%Kの算出期間が以下の7つのストキャスティクスライン7本を表示します。
%Kの期間:13 21 34 55 89 144 233
設定
また次のインジケーターは、異なる期間のストキャスティクスSlow%Kラインを3本サブウィンドウに表示します。
5.ストキャスティクスのクロスの発生を知らせるインジ
これは次の機能を搭載したストキャスティクスインジケーターです。
機能1
ストキャスティクス%Dラインが買われすぎ水準上にある、または売られすぎ水準下にあるとき、対応するローソク足の色やその背景を色塗りする
機能2
ストキャスティクスの%D&Slow%Dが買われすぎゾーンでデッドクロスしたときその足に「S」マークを表記し、売られすぎゾーンでゴールデンクロスしたときその足に「B」マークが表記されます(またはその足の背景をハイライトできます)
チャートにストキャスティクスを表示せずに、そのクロスや買われすぎ・売られすぎ状態を把握したい方におすすめのインジケーターです。
6.ストキャスティクスバンドをローソク足上に表示するインジ
このインジケーターは、EMAをミドルラインとするATRバンドをローソク足上に表示し、さらにこのバンド間を上下動するストキャスティクスを表示します。
これにより、ローソク足とストキャスティクスの関係性が視認しやすくなり、一般的に価格またはストキャスティクスのラインがATRバンドを超えると、買われすぎ・売られすぎ状態になります。
また上のチャートのように、ローソク足上に表示したストキャスティクスのゴールデンクロス・デッドクロスを見ることで、トレンド相場の押し・戻しの仕掛けタイミングを計ることができます。
7.ストキャスティクスのダイバージェンスを検出するインジ
このインジケーターは、ストキャスティクスの%Dと価格の間でダイバージェンスが発生すると、対応する%Dの2つの高値(安値)にラインを引いてくれます。
関連:【TradingView】ストキャスティクスのダイバージェンスを自動検出するインジケーター6選!
8.ストキャスティクスとRSIの逆張りシグナル
このインジケーターは、ストキャスティクス(%K)とRSIの2つを利用して、相場が買われすぎ・売られすぎ状態やオーバーシュートになった高値安値を、次の2つの判定方法で見つけてマーキングしてくれます。
1つ目の判定法(「H」「L」のラベル表記)
- 買われすぎ:長期ストキャスティクス%Kが50以上&RSIが70水準に到達、または上抜ける
- 売られすぎ:長期ストキャスティクス%Kが50以下&RSIが30水準に到達、または下抜ける
2つ目の判定法(「×」のラベル表記)
- 買われすぎ:長期ストキャスティクス%Kが100水準に到達
- 売られすぎ:長期ストキャスティクス%Kが0水準に到達
また次のインジケーターは、次の逆張りシグナルが発生するとチャート上に「TakeProfit」のラベルが表示されます。
- %Dが80レベルの上で、Slow%Dとデッドクロス&RSIが70レベルを超える
- %Dが20レベルの下で、Slow%Dとゴールデンクロス&RSIが30レベルを下回る
9.ラインの向きで色が変化するストキャスティクス
このインジケーターは、ストキャスティクスの%Dの向きでラインの色が変化します。
%Dが上向き上昇時は青色で、%Dが下向き下落時は赤色で表示されます。
10.出来高加重ストキャスティクス
このインジケーターは、ストキャスティクスのSlow%KとSlow%Dのスムージングで利用する移動平均線を、SMAの代わりに出来高加重移動平均線(VWMA)を使います。
VWMAを使用することで、出来高が急騰した価格データはストキャスティクスの計算で重みづけされます。
11.K/D Difference
このインジケーターは、ストキャスティクスの2本のラインSlow%KとSlow%Dの数値の差をヒストグラム表示します。
ヒストグラム=Slow%K-Slow%D
設定
また次のインジケーターでは、ストキャスティクスの2本のライン(Slow%KとSlow%D)を表示し、さらにその下にSlow%KとSlow%Dの数値差をヒストグラム表示します。
また、ストキャスティクスのクロスや20レベル・80レベルのブレイクアウトポイントを強調表示してくれます。
12.ストキャスティクスボリンジャー&%B
このインジケーターは、ストキャスティクスにボリンジャーバンドを追加表示します。
ボリンジャーバンドの各バンドは、ストキャスティクスのSlow%K値を使って算出されます。
Stochastic + Bollinger Bands by Theo Park
また次のインジケーターでは、ストキャスティクスのSlow%Kがボリンジャーバンドのバンド内のどの位置にあるか(%B)を測定表示します。
13.マルチストキャスティクス
このインジケーターは、3つの異なる期間のストキャスティクスを表示することができます。
設定
14.RSI&ストキャスティクス
このインジケーターは、RSIとストキャスティクスを同じサブウィンドウに表示します。
また、RSIが70レベルや30レベルを超えて、買われ過ぎ・売られ過ぎ状態になると、RSIの背景が色塗りされます。
上下の±2σバンドは、ストキャスティクスの動的な買われすぎ・売られすぎラインであり、このラインに到達するとストキャスティクスがクロスして方向転換する傾向があります。
また次のインジケーターは、RSIボリンジャーとストキャスティクスボリンジャーを同じサブウィンドウに表示します。
他にも次のインジケーターは、ファーストストキャスティクス(%K&%D)とスローストキャスティクス(Slow%K&Slow%D)、ADXの3つのオシレーターを表示します。
設定
15.ダブル平滑ストキャスティクス
このインジケーターは、ストキャスティクスを2重にかけたダブル平滑ストキャスティクス(DSS)です。
計算式
- %D=%K(期間a)のEMA(期間b)
- DSS={%Dをソースとしたストキャスティクス(期間a)}のEMA(期間b)
- Smooth DSS=DSSのEMA(期間c)パラメーター:a=PDS b=EMAlen c=TriggerLen
DSS Bressert (Double Smoothed Stochastic)
16.ストキャスティクスのクロスをアラート知らせるインジ
このインジケーターは、ストキャスティクスのゴールデンクロス・デッドクロスをアラートで知らせてくれます。
また、上位足のストキャスティクスを追加表示できます。
他にも、3本の移動平均線(EMA)のパーフェクトオーダー形成時、ストキャスティクスの背景職が変化します。
たとえば上のオージードル1時間足では、4時間足のストキャスティクスを追加表示し、20EMA・50EMA・75EMAの3本のEMAが上昇のパーフェクトオーダー(20EMA>50EMA>75EMA)を形成している箇所の背景を青色でハイライトしています。
主な設定
Smooth EA?:チェックを入れると、Slow%KとSlow%Dの計算にSMAではなくEMAが利用されます
Multiplier:この数値を各期間に掛けた数値が、上位足のストキャスティクスの期間になります
MA Length1-3:パーフェクトオーダーで使うEMAの期間
また、次のインジケーターでは、買われすぎゾーンでデッドクロスが発生したり、売られすぎゾーンでゴールデンクロスが発生したとき、アラートで知らせてくれます。
設定
期間:%Kの期間
→%Dの期間とsmoothD期間は3で固定されています
Use Overbought/OverSold Levels:チェックを入れると、ゴールデンクロスのアラート通知は%Dラインが80~100のゾーンにあるときのみ有効になり、デッドクロスのアラート通知は%Dラインが0~20のゾーンにあるときのみ有効になります
※買われすぎ・売られすぎの範囲は、設定の「Overbought」と「OverSold」で変更できます
Kozlod - Stochastic Slow Alerts
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17.ストキャスティクスでトレンドの方向や強さを識別するインジ
このインジケーターは、最大28本のストキャスティクスSlow%K(期間1~28)の平均値の変化に応じて、ローソク足の色が変化し、トレンド方向やその勢いの強さを視覚的に教えてくれます。
上昇の勢いが強いほど足の色は濃い緑色になり、下降の勢いが強いほど足の色は濃い赤色になります。
18.5つのオシレーターを表示するインジ
このインジケーターは、次の5つのオシレーターを同じサブウィンドウに表示できます。
RSI ストキャスティクス RSIストキャスティクス MFI アルーン
各オシレーターの表示の有無は設定で個別に切り替えることができます。
上のチャートでは、RSIとストキャスティクス、アルーンの3つを表示しています。
RSI / Stoch / SRSI / MFI / Aroon Overlay [SigmaDraconis]
19.ボリンジャーバンドとストキャスティクスの逆張りシグナル
このインジケーターは、ボリンジャーバンドとストキャスティクスを使った逆張りシグナルの発生を教えてくれます。
- 逆張り買いシグナル(緑の三角形):ローソク足始値がボリンジャーバンド-2σバンドを下回る&ストキャスティクス%Dが20レベル未満
- 逆張り売りシグナル(赤い三角形):ローソク足始値がボリンジャーバンド+2σバンドを上回る&ストキャスティクス%Dが80レベルを超える
また、ボリンジャーバンドのミドルバンドを価格が通貨したとき、灰色の小さな三角形が表示されます。
※上の逆張りシグナルや価格とボリバンミドルバンドのクロスの発生をアラートで知らせるように設定することもできます。
関数alertconditionの条件でアラートを有効化するには、次の3つの手順を行う必要があります。
- インジケーターを現在のチャートに適用
- アラートの作成画面を開く
- アラート条件を選択して、「作成」をクリック
20.MACDとストキャスティクスの順張りシグナル
このインジケーターは、MACDとストキャスティクスを使った順張りシグナルの発生を教えてくれます。
- 買いシグナル:ローソク足終値>EMA&ストキャスティクスが売られすぎ&MACD<0&ストキャスティクスのゴールデンクロス
- 売りシグナル:ローソク足終値<EMA&ストキャスティクスが買われすぎ&MACD>0&ストキャスティクスのデッドクロス
また、エントリーシグナルが発生すると、ATRベースの利食い水準と損切り水準を2対1の比率で表示します。
Stochastic with MACD filter + SL/TP + Alerts
21.ストキャスティクスヒートマップ
このインジケーターは、28本の一連のストキャスティクスの平均値ラインを表示します。
また、サブウィンドウの背景が各ストキャスティクス値に応じて背景色が変化します。
ストキャスティクス値が100に近いほど濃い緑色になり、ストキャスティクス値が0に近いほど濃い赤色になります。