今回は、MT4チャートで1日の値幅(今日のレンジ幅)を表示するインジケーターを3つ紹介します。他の便利な機能も搭載しているので、気に入ったインジケーターをぜひ使ってみてください。
※1日の値幅=今日の最高値-今日の最安値
また、この数値の具体的な使い方は、「1日の平均値幅をFXデイトレードに活かす3つの戦略」で詳しく解説しています。
TheGreedyPig_ADR_v6
「TheGreedyPig_ADR_v6」は、ADRと今日のレンジ幅の数値データをチャートに表示するインジケータです。
※ADR(Average Daily Range)は「1日の平均レンジ幅」を算出するインジケーターで、今日のレンジ幅やボラテリティの予測に役立ちます。詳しくは、「デイトレ必須!FXの1日の平均レンジ幅を予測するADRインジケーターとは?」を参考にしてください。
ADRなど各データは、チャート画面左上に表示されます。「Today」の数値が、現時点での今日の値幅(単位:pips)になります。
3DaysHiLo
「3DaysHiLo」は、前日高値安値や2日前・3日前の高値安値の水平線と今日の値幅(TodayRange)を表示するインジケーターです。
下1桁目は0.1pipsを表しています。たとえば「TodayRange=277」では、今日の値幅は27.7pipsです。
※「TodayRange」は、チャートの画面右下に表示されます。初期設定では、黄色の文字で表記されており見えにくいので、Labelプロパティでフォントの種類や色を変更しましょう。
「3DaysHiLo」の詳しい設定方法は、「3DaysHiLo|前日高値安値や2日前の高値安値を自動で引くインジケーター」で解説しています。
THV Infopanel
「THV Infopanel」は、次の5つのデータをチャートに表示するインフォメーションパネルです。単位はすべてpipsになります。
・Spread:現在のスプレッド
・Pips to Open:オープンの始値からの変動幅
・High to Low:今日の最高値と最安値の値幅
・Daily Average:1日の平均値幅(ATRから算出)
・3× ATR(20) SL:期間20ATR×3(損切り幅に利用)
インジケーターを使わない値幅測定法
最後に、MT4の機能を使った「今日の値幅」を測定する方法を2つ紹介します。インジケーターを使う必要がない簡単な方法なので、こちらも参考にしてください。
1.十字カーソル
①ショートカットキー[Ctrl+F]を押して、十字カーソルを表示
②今日の最安値の水準にカーソルを合わせ、最高値までドラック
カーソル右に表示される真ん中の数値が今日の値幅です。1の位は0.1pipsに対応しています。
関連 MT4&MT5 |十字カーソルの表示方法と便利な使い方6選
2.データウィンドウ
①ショートカットキー[Ctrl+D]を押して、データウィンドウを表示
②チャートを日足に切り替え、最新のローソク足にマウスポインタを重ねる
③データウィンドウを見て、「Highの価格ーLowの価格」の計算を行い、今日の値幅を算出する
※High=今日の最高値 Low=今日の最安値
以上、「MT4|1日の値幅を表示するインジケーター3選」という記事でした。