この記事では、東京・EU・NYの各市場で形成したレンジのブレイクアウトトレードに役立つ、便利なMT4インジケーター「Breakout Box」を紹介します。
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【MT4】東京・EU市場のレンジブレイクアウトインジケーター!
「Breakout Box」は、任意の時間帯を色付きボックスでハイライトします。
これを利用すれば、たとえば東京市場のレンジボックスを簡単にチャートに表示することができるので、市場レンジのブレイクアウトでエントリーしたい方におすすめ!
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下のユーロドル5分足チャートでは、東京市場(8時~15時)を緑のボックスで囲んでいます。
また、その上下に灰色と水色のボックスが交互に表示されています。
これは、東京市場のレンジ幅を上下に平行移動させたもので、ブレイクアウトトレードの利食い水準の目安として活用できます。
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設定例
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1下記サイトから「Breakout Box」をダウンロードします
※上のサイトでダウンロードできない場合は、『MT4・MT5インジケーターがダウンロードできない場合の解決策』をご覧ください
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2このインジケーターをチャートに張り付ける
「Breakout Box」は、ナビゲーターの「インディケータ→Market」にあるので、これをチャートにドラック&ドロップします。
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3次のように設定します
・Bars to process:ボックスを表示する日数
→たとえば5にすると、直近5日間でボックスが表示されます
・GMT Shift:0のままでOK
・Pre-Settings:「customize」にします
このインジでは、最大5つのボックスを表示することができます。
設定画面で、個別にボックスを表示する時間帯を指定できます。
BOXの設定
・Box1:trueにするとBox1が表示され、falseにすると非表示になります
・Session Begin:ボックスの開始時間
・Session End:ボックスの終了時間
・personal Trading Session End:ボックスの延長(デフォルトでは黄色で表示されます)
・Support Resistance Box:上下にコピーしたボックスを表示するかどうか(利食い用)
・Spport Resistance Box,Extension End:コピーしたボックスの終了時間
入力する時刻は、GMTを考慮する必要があります。
たとえば、夏時間に東京市場(8時~15時)に表示したい場合は、次のように設定します。
- Session Begin:02:00 (=8-6)
- Session End:09:00 (=15-6)
市場の開始時間に、「日本のGMT+9-MT4の設定GMT」で算出された数値を引きます。
※たとえば、XMTradingのMT4では、GMTの設定は次のようになっています
2019年のGMT
- 夏時間:3月10日~11月2日 →GMT+3
- 冬時間:11月3日~3月8日 →GMT+2
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また、レンジ上限水準の上(下限水準の下)に、次の3つのいずれかの数値を足した(引いた)水準を表示できます。
Top/Base of Box,live
・Spread:現在のスプレッド
・Fix-pips:固定pips
・ATR-20:期間20のATR数値 → ATRとは?使い方&見方|AVATRADE
この機能を使えば、たとえばレンジ上限を〇pips価格が超えたらエントリーするなど、ブレイクアウトのエントリーを測ることができます。
固定pipsは、「top/Base,fix in pips」で数値を指定します。※単位は、0.1pipsです
また、「Top/Base,ATR-Range」でATRの係数を指定できます。
例:Top,ATR-Range=3にすると、ATR(20)×3の数値を、レンジ上限に足した水準を表示できます
下のチャートでは、「レンジ上限~2.0pips」と「レンジ下限~ATR(20)×2」の価格帯をハイライトしています。