この記事では、未来のチャートを予測するMT4インジケーターを3つ紹介します。
フーリエ解析や自己回帰モデル、ニューラルネットワークなど、様々なツールで未来の値動きを予測します。興味がある方はぜひお試しください!
解析学で未来のチャートを予測するインジケーター
これは、次の6つのいずれかの方法を使って、未来の値動きを予測するインジケーターです。
方法2〜6は線形予測法です。線形予測法は、過去の値の線形関数として将来の値を見つけることに基づいています。
設定
・Method:価格予測の方法(1~6の数字で指定)
・LastBar:どの足から価格予測を始めるか(ここは1にします)
・PastBars:未来のチャートを予測するために分析する過去のデータ数(ローソク足の本数で指定)
・FutBars:予測した未来のローソク足の本数
・HarmNo:方法1-フーリエ解析の最大周波数
・FreqTOL:方法1の周波数計算の不正確さ
・BurgWin:方法2-自己相関関数の重み付け関数の種類(0=長方形、1=ハミング、2=放物線)
※解析学についての理解が浅いため、上の各設定の説明が間違っている可能性があるのでご了承ください
それぞれの方法で、価格予測の結果が異なるのでお好みのものをご利用ください!
方法1-フーリエ解析による未来の予測チャート
方法2-自己相関関数による未来の予測チャート
方法3-自己回帰モデルによる未来の予測チャート
ニューラルネットワークを使って、未来のチャートを予測するインジ
これは、ニューラルネットワークを利用して、相場の未来の動きを予測するインジケーターです。
設定方法
step
1下記サイトからインジケーターとDLLファイルをダウンロードする
インジケーターは、次の2種類があります。
・BPNN Predictor.mq4:未来の値動き(始値)を予測するインジ
・BPNN_Predictor_with_Smoothing.mq4 :価格予測の前に、価格をEMAで平滑化したインジ
後者のほうが、より滑らかなラインで未来の値動きが表示されます。お好みのほうをご利用ください。
※下のファイルもダウンロードしてください
・BPNN.dll:このインジを動かすのに必要なファイル
step
21でダウンロードしたDLLファイルを以下の場所にコピーする
➊MT4のメニューにある「ファイル→データフォルダを開く」をクリックし、エクスプローラーを開く
➋「MQL4→Experts」の場所にDLLファイルをコピーする
また、MT4ツールバーの「オプション→エキスパートアドバイザ―→DLLの使用を許可する」にチェックを入れます。
step
31でダウンロードした「BPNN Predictor.mq4」をMT4にインストールする
インストールする方法は、「図解|MT4&MT5にカスタムインジケーターを追加する2つの方法」で解説しています。
step
4MT4のチャートに、インジケーター「BPNN Predictor」を張り付ける
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ニューラルネットワークを使って価格予測するインジ2
これは、過去のいくつかの相場の転換点を分析し、将来の相場の方向性を予測するインジケーターです。
このインジでは、3つの価格予測モデルをチャートにラインで表示します。
それぞれのモデルの力学は、設定の閾値(Threshold)で調整できます。
※時間の経過とともに各予測モデルの精度は高くなったり、低くなったりします。そのため、相場の状況に応じて、どの予測モデルが最適かどうかトレーダーが選択する必要があります。
設定
・LengthSample:予測モデルを構築するサンプル範囲(ローソク足の本数で指定)
デイトレードでの最適な数値は500〜1500です。
・Threshold:予測モデルの閾値
設定の「Threshold」の数値は、基本的に「Recommended Threshold」の数値を入力してください。
「Recommended Threshold」は通貨ペアやモデルのサンプル範囲などに応じて、現在の相場を予測するのに最適な「Threshold」の値になります。
※「Recommended Threshold」はチャート画面左上に表示されます
※バグにより、2020年7月6日の時点では、5分足チャートのみ予測ラインが表示されます