この記事では、出来高(Volume)のMT5インジケーターを7つ紹介します。
価格帯別出来高や出来高の比率、時間と曜日を考慮した出来高の平均値など、様々なインジケーターがあるのでぜひ参考にしてください!
1.LT Volume
このインジは、出来高のバーの色を次のような条件で色分け表示することができます。
・Candle color and size:出来高の色が、ローソク足の陽線・陰線にあわせて変化する
・Volume change:前の出来高と比べて増加したか減少したかで、色が変化する
・Cross Moving Average:移動平均線を出来高が超えると、色が変化する
・Cross level:指定した水準を超えると、出来高の色が変化する
・Fixed:単色
色分け方法は、設定の「Color scheme」で指定できます。
※色分け表示する出来高バーの対象数は「Bars to calculate」で指定できます。この数字が大きすぎると、MT4の動作が重くなるのであまり大きな数値にしないようにしましょう
※上のサイトでインジケーターをダウンロードできない場合は、「MT4・MT5インジケーターがダウンロードできない場合の解決策」をご覧ください
2.VROC
これは、出来高の変化率を数値化したインジケーターです。現在の出来高をそのn本前のローソク足の出来高と比較します。
VROCが大きな正の数をとるローソク足は、過去のローソク足と比べて出来高が急増していることを示しており、重要な足だと考えられます。
設定
VROCの詳しい使い方は、『【FX】出来高の変化率を測定する指標 VROCの使い方!』で解説しています。
先週の同じ曜日と比べた出来高の変化率を調べたり、出来高からみた「環境認識」など、さまざまな利用方法があります。
3.Average Volumes
このインジは、時間と曜日を考慮した平均値(移動平均線)を出来高に表示します。
たとえば、1時間足チャートの火曜日の11時の出来高平均値は、過去(先週や先々週・・・)の火曜日11時のローソク足の出来高の平均値になります。
他にも、日足チャートでは曜日別の出来高の平均値を見ることができます。
設定
平均値をとる週の数は、設定の「Number of weeks for averaging」で変更できます。
関連 出来高累積指標 オン・バランス・ボリューム(OBV)とは?使い方・戦略を徹底解説!
4.Range_Volume_Ratio_S
RVRは、ローソク足の大きさと出来高の比率を算出するインジケーターです。
ローソク足の大きさの計算方法は次の2つから選ぶことができます。
RVRの計算方法
・Open/Close:RVR=|ローソク足終値ー始値|÷出来高
・High/Low:(ローソク足高値-安値)÷出来高
※ローソク足の計算方法は、設定の「Calculation type」で変更できます
その他の出来高インジケーター
他にも次のようなものがあります。
この3つのインジケーターの詳しい設定方法は、『【MT4】出来高インジケーターおすすめ6選』で解説しています。
1.Volume Profile + Range v6.0
これは、2本の垂直線で囲まれた範囲における価格帯別出来高を表示します。
垂直線を動かすことで、価格帯別出来高を調べる集計範囲を自由に変えられます。
※TradingViewの固定期間出来高プロファイルでは、指定した期間における価格帯別出来高をチャートに表示することができるので興味がある方はぜひお試しください!
2.Cumulative Delta MT5
このインジは、各ローソク足における買い売りそれぞれの出来高をヒストグラムで表示します。
また、買い売りの出来高の比率を見ることもできます。
3.PipTick Volume MT5
これは、移動平均線を出来高に表示することができます。
そして、そのMAを基準に出来高の大きさを評価して、ヒストグラムの色を6つに分けて表示します。