この記事では、TradingView(トレーディングビュー)で使えるRSIインジケーターを35個紹介します!
目次
- RSIバンドをメインチャートに表示するインジ
- RSIの数値で色が変化するインジ
- RSIのV字パターン検出
- 練行足のRSI
- 複数時間足のRSI値をパネル表示するインジ
- RSI逆張りシグナル
- 複数のRSIを表示するインジ
- 平滑化RSI
- RSIチャネル
- RSIベースのローソク足
- RSIを利用したZigZag
- RSIベースのレジサポライン
- RSIボリンジャー
- RSIの買われすぎ・売られすぎでローソク足の色が変化するインジ
- 上位足RSI
- RSIクロスをアラートで知らせるインジ
- RSI-MTFパネル
- RSIダイバージェンス
- RSIトンネル
- RSI通貨インデックス
- RSIヒートマップ
- RSIヒストグラム
- MACDとRSIを使った逆張りシグナル
- RSIベースの平均足
- レジサポゾーン付きRSI
- RSIにトレンドラインを自動描画するインジ
1.RSIバンドをメインチャートに表示するインジ
このインジケーターは、メインチャート上にRSI(期間14)を追加表示します。
RSIの上下にある4つのバンドは上から順に、100レベル、70レベル、30レベル、0レベルになります。
RSI on the chart [Experimental]
※上のリンク先の「お気に入りインジケーターに追加」ボタンをクリックするとお気に入りに登録され、インジケーター欄の「お気に入り」から選択してチャートに表示できます
また次のインジケーターでは、3本のRSIとRSIのレベルを表示するバンドが表示できます。
2.RSIの数値で色が変化するインジ
このインジケーターは、次のようにRSIのラインの色が変化します。
- RSI≧70:マゼンダ
- 50≦RSI<70:緑
- 30<RSI≦50:赤
- RSI≦30:青
また、RSIのEMAも表示できます。
3.RSIのV字パターン検出
このインジケーターは、RSIが急落→急騰してV字パターンを形成すると、RSI上にマーキングし、さらにアラートで知らせてくれます。
具体的なシグナル条件は次のとおりです。
- 20EMAが50EMAの上にある
- ローソク足は陽線を形成
- RSIが急騰してV字形成(現在のRSI値は30レベルを超える)
※関数alertconditionの条件でアラートを有効化するには、次の3つの手順を行う必要があります。
- インジケーターを現在のチャートに適用
- アラートの作成画面を開く
- アラート条件を選択して、「作成」をクリック
4.練行足のRSI
このインジケーターは、練行足の価格データで計算したRSIを表示します。
練行足チャートの買われすぎ・売られすぎを調べたい方におすすめです。
関連:TradingViewチャートに練行足を表示するインジケーター11選!
5.複数時間足のRSI値をパネル表示するインジ
このインジケーターは、任意の銘柄2つの複数時間足(5分足、15分足、1時間足、日足、週足、月足)におけるRSI値をパネル表示します。
2つの銘柄の相関性や相対的な強さをRSIの観点から調べるのに役立ちます。
RSIを表示したい銘柄は、設定の「Symbol」で変更できます。
※このインジケーターは、5分足より大きな時間足では下位足のRSI値が正しく表示されないので、5分足以下の時間足で利用してください
6.RSI逆張りシグナル
このインジケーターは、次のRSIシグナルのトレードシグナルをチャートに表示します。
売買ルール
- RSIが70レベルに到達すると新規買い→30レベルに到達すると利食い売り
- RSIが30レベルに到達すると新規売り→70レベルに到達すると利食い買い
設定で、RSIの期間やレベル、また売買の方向(Inverse Algorthim)を変更できます。
7.複数のRSIを表示するインジ
このインジケーターは、異なる期間の2本のRSIを表示できます。
また次のインジケーターは、異なる期間のRSIを10本サブウィンドウに表示できます。
デフォルトでは、フィボナッチ数列(5、8、13、21、34、55、89、144など)を期間とするRSIが表示されています。
8.平滑化RSI
このインジケーターは、移動平均線(EMA)で平滑化したRSIを2本表示します。
短期RSIが長期RSIの上にあるとき、2本のラインで囲まれた領域が緑色で表示し、短期RSIが長期RSIの下にあるとき、2本のラインで囲まれた領域が赤色で表示されます。
関連:【精度UP】RSIのゴールデンクロス・デッドクロスの4つの使い方!
9.RSIチャネル
これは、RSIの状態を価格とバンドの位置関係で表現したインジケーターです。
ローソク足の上下に表示している4つのバンドは、上から順にRSIの70レベル、60レベル、40レベル、30レベルに対応しています。
たとえば、ローソク足終値が一番上のバンドを超えている時、対応するRSI値は70レベルを超えています。
このように、ローソク足とバンドの位置関係を見ることで、RSIの観点からみた買われすぎ・売られすぎ状態を発見できます。
10.RSIベースのローソク足
このインジケーターは、チャートの時間足でのRSI始値、高値、安値、終値で作成したローソク足(ヒゲつき)とRSIのラインがサブウィンドウに表示します。
また、次のインジケーターではRSIローソク足とそのローソク足で算出した一目均衡表の基準線・転換線・雲を表示します。
この雲はRSIローソク足のレジサポ帯として機能します。
関連:TradingViewで使える一目均衡表のインジケーター28選!
11.RSIを利用したZigZag
このインジケーターは、RSIを使って相場のスイングハイ・ローを決定し、ZigZag波を引きます。
具体的には、RSIが買われすぎレベルに到達して売られすぎレベルに到達するまでの価格の最高値をスイングハイとし、RSIが売られすぎレベルに到達して買われすぎレベルに到達するまでの価格の最安値をスイングローと定義します。
また次のインジケーターは、ZigZag波をチャートに表示し、ZigZag高値に対応するRSI値をラベル表示します。
関連:TradingView|いろんな機能つきZigZagインジケーター17選!
12.RSIベースのレジサポライン
このインジケーターは、RSIの買われすぎ・売られすぎに基づいてレジサポラインをチャートに引きます。
デフォルトの設定では、RSIが60レベルや70レベルを超えたローソク足高値にレジスタンスラインを引き、RSIが30レベルや20レベルを下抜けたローソク足安値にサポートラインを引きます。
RSI Support & Resistance by DGT
また、次のインジケーターではRSIが70レベルを超える、または30レベルを下回ると、そのローソク足の高値~安値の価格ゾーン(レジサポ帯)をハイライトします。
RSI Based Automatic Supply and Demand
関連:TradingView|レジサポラインを引いてくれるインジケーター27選!
13.RSIボリンジャー
このインジケーターは、ボリンジャーバンドつきRSIとRSIスムーズドをサブウィンドウに表示します。
RSIボリンジャーの使い方は、書籍『簡単サインで「安全地帯」を狙うFXデイトレード』が参考になります。
また、次のインジケーターではRSIボリンジャーを表示し、さらにRSIがボリンジャーバンドの±2σバンドを外抜けたのちバンド内部に回帰すると、チャート背景をハイライトしアラートで知らせてくれます。
RSI cross Bollinger Band indicator
他にも、次のインジケーターでは、RSIがボリンジャーバンドのバンドに対して、どの水準で推移しているかを数値化します。
14.RSIの買われすぎ・売られすぎでローソク足の色が変化するインジ
このインジケーターは、RSIが30レベルを下回ったローソク足の色を赤色で、70レベルを上抜けるとローソク足の色が青色で強調されます。
RSIを表示せず、RSIによる買われすぎ・売られすぎ状態の足をローソク足チャートで見たい方におすすめです。
関連:【15選!】MT4で使えるRSIインジケーターを紹介!【アラート・矢印・MTF・ダイバ】
15.上位足RSI
このインジケーターは、上位足のRSIを3本表示することができます。
下のドル円5分足では、30分足・1時間足・4時間足のRSIを表示しています。
関連:TradingView|上位足のRSIを表示する多機能インジケーター12選!
設定の「Resolution1~3」で、RSIの時間足を指定します。
16.RSIクロスをアラートで知らせるインジ
このインジケーターは、RSIとSMAのゴールデンクロス・デットクロスの発生をアラートで知らせてくれます。
RSIのクロスのアラート設定を、チャートごとに毎回する手間が省けるので便利です。
設定
設定の「Plots Background」で、RSIとSMAで囲まれた領域の背景を色塗りすることもできます。
色0:RSI>SMAの領域
色1:RSI<SMAの領域
関連:【TradingView】アラート機能つきRSIインジケーター11選!
17.RSI-MTFパネル
このインジケーターは、次の6つの時間足のRSI値をチャート左下にパネル表示します。
RSI値に応じてパネルの色が変化し、0レベルに近いほど濃い赤色になり、100レベルに近いほど濃い緑色になります。(50レベル近くはグレー色)
RSIの時間足や期間は設定で変更できます。
18.RSIダイバージェンス
このインジケーターは、RSIのダイバージェンスを検知するとRSI上に三角マークが表記され、またRSIのダイバージェンス発生をアラートで知らせることもできます。
関連:【TradingView】RSIダイバージェンスを自動検出するインジケーター12選!
他の機能として、次のようなものも搭載されています。
RSIベースのEMAを表示する
RSIをヒストグラム形式で表示する
RSIが閾値を超えると色が変化
19.RSIトンネル
このインジケーターは、RSIに指定した期間の最高値・最安値を結ぶバンド(=ドンチャンチャネル)を表示します。
さらに、次のエントリーシグナルの発生をアラートで知らせることもできます。
- 買いシグナル:RSIが上部バンドと0レベルを超える
- 売りシグナル:RSIが下部バンドと0レベルを下回る
また設定の「 Color Bars」にチェックを入れると、RSIと0レベルの位置関係でトレンド方向を判定し、RSIとローソク足の色が変化します。
緑色:上昇トレンド
薄い緑色:上昇トレンドが弱まっている(上昇トレンドの終了の可能性あり)
赤色:下降トレンド
薄い赤色:下降トレンドが弱まっているか(下降トレンドの終了の可能性あり)
20.RSI通貨インデックス
このインジケーターは、次の8つの通貨のRSIをサブウィンドウに表示します。
ユーロ 米ドル ポンド オージドル キウイドル 円 カナダドル スイスフラン
通貨の相対的な強さを分析するのに役立ちます。
RSIの期間やラインの色は設定で変更できます。
21.RSIヒートマップ
このインジケーターは、10本の異なる期間のRSI値に応じて、各ブロックの色が変化するヒートマップです。
上から順に短期RSI→長期RSIのブロックが配置され、RSIが買われすぎ状態になるほど濃い緑色になり、RSIが売られすぎ状態になるほど濃い赤色になります。
22.RSIヒストグラム
これはRSIヒストグラムを表示するインジケーターで、「BuyAlertLevel」のレベルをRSIヒストグラムが越えるとローソク足の色が変化します。
RSIヒストグラム=(RSI-50)× ”RSIHistoModify”
23.MACDとRSIを使った逆張りシグナル
このインジケーターは、RSIとMACDを使った逆張りシグナルの発生を知らせてくれます。
- 逆張り買いシグナル:RSIが売られすぎ水準を下回り、5本以内にMACDがゴールデンクロスする
- 逆張り売りシグナル:RSIが買われすぎ水準を上回り、5本以内にMACDがデッドクロスする
MACD crossover while RSI Oversold/Overbought
24.RSIベースの平均足
このインジケーターは、RSIデータで作成した平均足(移動平均線、一目均衡表つき)を表示します。
RSI-Candles/Heikin-Ashi [by coral1213]
また次のインジケーターは、RSIやストキャスティクス、RSIベースの平均足をサブウィンドウに表示します。
他にも次のインジケーターは、RSIベースの平均足とボリンジャーバンドを表示します。
HARSI - HeikinAshi RSI (with Bollinger Bands)
25.レジサポゾーン付きRSI
このインジケーターは、RSIとEMA、およびRSIのレジサポゾーンをサブウィンドウに表示します。
・上昇トレンド時は、80〜90のレベルがRSIのレジスタンスゾーンになり、40〜50のレベルがサポートゾーンとして機能する傾向があります
・下降トレンド時は、55〜65のレベルがRSIのレジスタンスゾーンになり、20〜30のレベルがサポートゾーンとして機能する傾向があります
RSI + Support/Resistance Zones + EMA
26.RSIにトレンドラインを自動描画するインジ
このインジケーターは、RSIの主要な高値安値を基点としたトレンドラインをRSI上に引きます。