今回は、フラクタルのMT4インジケーターを7つ紹介します。
アラート機能や上位足のフラクタルをサブウィンドウに表示するなど 便利なものがいろいろあります。フラクタルをFXトレードで利用している方は、ぜひお試しください!
目次
※フラクタルの詳しい使い方は、『【FX】フラクタルの5つの使い方』で解説してます。
パラメーター変更可能なフラクタルインジケーター
通常のフラクタルインジケーターでは、両側2本のローソク足と比較して高値が高い(安値が低い)ローソク足をフラクタルの高値・安値と定義しますが、
「Adjustable Fractal MT4」では、両側何本のローソク足と比較するかを、パラメーターを変更して調整することができます。
・Bars before:左側のローソク足のカウント数
・Bars after:右側のローソク足のカウント数
この2つのパラメーターを調整することで、フラクタルで捉えることができる相場の波の大きさを自分好みに調整することができます。
たとえば、「Bars before=30」「Bars after=30」にすると、両側30本のローソク足と比較して最高値・最安値となるローソク足をフラクタルポイントとしてチャートに矢印で表示されます。
パラメーターを大きくしたフラクタルでは、下のチャートのように、大きな反転ポイントを見つけることができます。
※上の設定画面で、フラクタルの矢印の種類も「Arrow style」で変更できます。また初期設定では、フラクタルの矢印の色が白系で見にくいので、設定の「色の設定」タブで見やすい色に変更してください
※上のサイトでインジケーターをダウンロードできない場合は、「MT4・MT5インジケーターがダウンロードできない場合の解決策」をご覧ください
フラクタル水準のブレイクアウトでアラートが鳴るインジ
このインジケーターは次の2つの水準に水平線を引き、このラインを価格がブレイクしたらアラートが鳴ります。
- 最新の弱気フラクタルのすぐ上
- 最新の強気フラクタルのすぐ下
上のチャートでは、フラクタルの高値安値から10pips離れたポイントに2本のレジサポラインが表示されています。
弱気のフラクタルはトレンドフォローが入るブレイクアウト水準であり、強気のフラクタルは押し安値で、突破されるとトレンド転換が発生する重要な水準になります。
設定
2本の水平線をフラクタルの高値安値から何Pips離して引くかは、次の2つの設定項目で調整できます。
・Pips above tha Up-fractal:指定した数値分、高値から離して上に置く
・Pips below tha Down-fractal:指定した数値分、安値から離して下に置く
また、アラート機能は、ポップアップとサウンド・メールの3つが可能です。
サブウィンドウにフラクタル付きチャートを表示するインジ
「FFx Fractals」は、サブウィンドウに他の時間枠のチャート(フラクタル付き)を複数表示する、MTF機能付きフラクタルインジケーターです。
上のチャートでは、5分足チャートに15分足・30分足・1時間足の3つのローソク足チャートを表示しており、各時間軸でのフラクタルの出現状況を1つのチャートで確認できます。
関連記事 【MT4】サブウィンドウに複数のチャートを表示する方
設定
・Timeframes:サブウィンドウに表示したいチャートの時間足を入力
・Candles_per_TF:各チャートのローソク足の本数を変更
※初期設定では、サブウィンドウの背景色が黒くて見えにくので、「BackgroundColor」をwhiteに変更してください
フラクタルの高値安値に水平線を引くインジ
このインジケーターは、フラクタルの高値安値から右側に水平線を自動で引いていくれます。
この水準は重要なブレイクアウトポイントやレジサポラインになりますので、フラクタルを利用している方はぜひ活用してみてください!
設定
上位足のフラクタル水準を表示するインジ
このインジは、月足・週足・日足・4時間足・1時間足それぞれの最新のフラクタル高値安値の水準に水平線を引いてくれます。
これら12本のラインは、下位足で強力なレジサポラインになります。
設定
各ラインの色や種類は、上の設定画面から変更できない仕様になっています。
変更したい場合は、MetaEditorで直接mq4ファイルのコードを変更してください。
mq4ファイルのコードの修正ポイントは、下のとおりです。
また、ここでフラクタルのパラメーターを変更できます。詳しくは、『MT4|インジケーターの色が元に戻る!?色を変更できない場合の解決策!』を参考にしてください。
Fractal Support & Resistance Levels
フラクタルチャネル
「Fractal Channel」は、フラクタルの高値同士や安値同士をラインで結んだ「フラクタルチャネル」をチャートに表示します。
チャネルバンドの形・動きを見ることで、トレンドの有無・方向を視覚的に把握することができます。
フラクタルを起点にトレンドラインを引くインジ
これはフラクタルで定義された高値安値を起点にして、トレンドラインを自動で引いてくれるインジケーターです。
詳しくは、『【高精度】MT4でトレンドラインを自動で引くインジケーター7選』で紹介しているので、興味がある方はぜひお試しください!