この記事では、フラクタルのMT5インジケーターを5つ紹介します。
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MT5版フラクタル
フラクタルは相場の転換点を捉えることができるテクニカル指標です。
トレンドラインの基点やトレイリングストップの置く水準など、いろいろな活用方法があります。
詳しくは、『【FX】フラクタルの8つの使い方』をご覧ください。
※このインジケーターでは、フラクタルのパラメーターが(2,2)で固定されています。
他のパラメーターを使いたい場合は、次に紹介するインジケーターをお試しください!
パラメーター可変のフラクタル
「X-bars Fractals」は、フラクタルのパラメーターを自由に変更できるインジケーターです。
パラメーターを大きくすることで、より大きな波の転換点を捉えることができます。
上のチャートでは、フラクタル(10,10)を表示しています。
設定
・Number of bars from the left of fractal:左側のローソク足のカウント数
・Number of bars from the right of fractal:右側のローソク足のカウント数
たとえばフラクタル(10,10)では、次のように定義されます。
- 弱気のフラクタル:両側10本のローソク足の高値と比べて、高い高値をもつ足
- 強気のフラクタル:両側10本のローソク足の高値と比べて、安い安値をもつ足
フラクタルを使って、レジサポラインを引くインジ
「Support Resistance - Barry」は、フラクタルの高値安値を起点に、価格の上下に2本の水平線を引くインジケーターです。
フラクタルが新しく発生するたびに水平線が引き直され、バンドの形状になっています。
上のチャートでは、フラクタル(50,50)を使ったレジサポラインを表示しています。
設定
Fractals period:フラクタルの期間
たとえば「Fractals period=5」だと、フラクタル(5,5)になります。
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フラクタルで引くZigZag
「ZigZag on Fractals」は、フラクタル(2,2)の高値安値を起点にZigZagラインを引くインジケーターです。
もし強気のフラクタルが連続して出現した場合は、安値がより低いほうを起点にします。
そのため、より安値の低いフラクタルが出現したら、ZigZagはその都度引き直されます。
フラクタルによるトレンドを可視化するインジ
「Advanced_Fractal_Overlay」は、次の定義でトレンド方向を決め、トレンドの向きにあわせてローソク足を色分け表示するインジケーターです。
定義
- 上昇トレンド:現在の足の終値が、前回の弱気フラクタルの高値を超える
- 下降トレンド:現在の足の終値が、前回の強気フラクタルの安値を下抜く
上のチャートでは、上昇トレンドは緑色、下降トレンドは赤色のローソク足で表示されています。
※フラクタルのパラメーターは(2,2)で、設定で変更することができません