今回は、チャートパターンを自動検出するMT4インジケーターを紹介します。
フラッグやペナント、ダブルトップ・ボトムなどのチャートパターンを自動描画してくれるインジケーターをお探しの方はぜひお試しください!
目次
フラッグパターンを自動検出するインジ
このインジケーターは、フラッグとペナントのチャートパターンを検出しチャート上に表示します。
フラッグとペナントパターンは継続パターンの一種で、トレンドの方向に仕掛けるブレイクアウトに利用できます。
下のチャートのように、フラッグは青色のラインで、ペナントはオレンジ色のラインで表示されます。
設定
このインジケーターのパラメーターは、次の4つです。
Channel period
Slope Period
Pennant Pattern Facter
Flag Patter Facter
初期設定では、小さなフラッグやペナントを検出しますが、より大きなパターンを表示したい場合は上の4つのパラメーターを調整してください。
関連:【上位足のトレンドに乗る!】1時間足ミニフラッグを5分足で仕掛けるMTF×ブレイクアウト手法!
ダブルトップ&ダブルボトムを発見するインジ
このインジケーターは、ダブルトップ・ボトムを自動検知します。
下のチャートのように、ダブルトップ・ボトムの2つの谷や山を数字の①②で表記し、ネックラインは水平線で引いてくれます。
ダブルトップ&ダブルボトムは、トレンドの終わりに現れる反転パターンです。
上のチャートでは、価格がフィボナッチ61.8%のサポートライン上でダブルボトムを形成しています。
ネックライン超えは買いを仕掛けるタイミングであり、これはフィボナッチでの押し目買いとダブルボトムによる逆張り買いが重なったエントリーポイントになります。
またアラート機能もついているので、メールや音声・ポップアップ画面でパターンの出現を通知してくれます。
このインジは、無料版と有料版の2つがあり、無料版はEURUSDとGBPUSDでのみ利用できます。
Ultimate Double Top Bottom Reversal Indicator FREE
※ダブルトップ&ボトムを検出するインジケーターは、『【MT4】ダブルトップ・ボトムを自動検出するインジケーター3選』でも紹介しているのでよければ参考にしてください!
ヘッドアンドショルダーズ・トップ&ボトムのインジ
このインジケーターは、ZigZagとプライスアクションを利用してヘッドアンドショルダーズ・トップ(ボトム)を自動検出し、その高値安値にラインを引いてくれます。
このチャートパターンは、相場の天井・大底で見られる「トレンド転換」パターンです。
ヘッドアンドショルダーズ・トップ(三尊天井)は赤色で、ヘッドアンドショルダーズ・ボトム(逆三尊)は青色で表示されます。
また、矢印で3つ目の山・谷が完成したことを知らせてくれます。
メール・音声・ポップアップ画面などのアラート機能もついています。
ダウンロードサイト:Automatic-HS-finder-indicator
関連:【FX】ヘッドアンドショルダーのエントリーポイントは3つ目の山・谷を狙おう!パターン6選!
チャネルパターンを自動検出するインジ
このインジケーターは、チャネルの発生を検出するとチャネルラインを引いてくれます。
チャネルは2本の平行線で構成されます。このラインはレジサポラインとして機能し、エントリーや利食いポイントに活用されます。
上の下降チャネルでも、チャネル内部で価格が上下に反発しており、短期の逆張りトレードのチャンスを提供しています。
設定
チャネルの大きさを変更したい場合は、次の2つのパラメーターで調整できます。
・Number of bar:チャネルを認識する期間の範囲
・Coefficient of the channel width:中央線とトレンドライン(チャネルライン)の幅
たとえば「Number of bar=50」なら、直近のローソク足50本の範囲でのチャネルを検出します。
関連:【高精度】MT4でトレンドラインを自動で引くインジケーター7選
ウェッジパターンの発生を検出するインジ
このインジケーターは、上昇ウェッジ・下降ウェッジの発生を自動検出してくれます。
ウェッジはトレンド反転パターンの一種です。
下のチャートでは、下降トレンド終盤で下降ウェッジが発生しています。
ウェッジの上側のラインを価格が上昇ブレイクしたら買いで仕掛けるチャンスになります。
青線がウェッジパターンで、黄線がトレンドライン、灰線がトレンドラインからの標準偏差を表します。
トレンドラインや標準偏差を消したい場合は、色の設定を「None」にしてください。
レンジボックスを自動検出するMT5インジケーター
これは、レンジボックスを自動検出するMT5インジケーターです。
ZigZagラインがある価格帯で上下動したとき、そのゾーン(レンジ相場)を長方形で囲みます。
設定
レンジの大きさは、次のパラメーターで調整できます。
Number of ZZ points analyzed:分析するZigZagの本数
Nnmber of times the price touches the level:レンジを構成するために必要な高値/安値の数
High/low max. deviation around level:ゾーンからの乖離幅の許容度
いろいろなチャートパターンを検出するインジ
最後に、「price-patterns」というインジケーターを紹介します。これは、次の9つのチャートパターンをすべて表示してくれます。
- Head and Shourlder ヘッドアンドショルダー・トップ/ボトム
- Double Top/Bottom ダブルトップ/ボトム
- Triple Top/Bottom トリプルトップ/ボトム
- Triangle Pattern トライアングルパターン
- Rising/Falling wedge 上昇/下降ウェッジ
トライアングルの精度はいまいちですが、それ以外のパターンはかなりクオリティ高いです!