この記事では、FX通貨ペアの相関関係(相関係数)を測定するMT5インジケーターを2つ紹介します。
Correlation
このインジケーターは、ピアソンの相関係数をサブウィンドウに表示します。
これは、2つの通貨ペアの相関性を数値化したもので、計算式は次の通りです。
・n:相関性を調べる期間
・x,y:各通貨ペアの価格
・σ:標準偏差
上の1時間足チャートでは、ポンド/米ドルと米ドル/スイスフランの相関性を表示しています。
見方
- 正の相関性が高いほど+1に近く、負の相関性が高いほど-1に近づく
- 0に近い場合、相関性がほぼ無いことを示す
設定
・Correlation period:期間n
→たとえば、「period=10」の場合、直近のローソク足10本の値動きをもとに相関性を調べます
・First symbol:1つ目の通貨ペアを入力します
→無記入の場合、現在のチャートの通貨ペアが適用されます
・Second symbol:2つ目の通貨ペアを入力します
・Line Color:「Display two colored line」にすると、0水準を基準に色が変化します
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MFCS Currency Correlation Chart
このインジケーターは、サブウィンドウにメインとは別の通貨ペアのチャートを表示します。
このインジの大きな特徴として、チャートを反転させることができます。
たとえば、ドル円(USD/JPY)をJPY/USDに反転できるので、ユーロドル(EUR/USD)やオージドル(AUD/USD)などとの比較がしやすくなります。
設定
チャートを反転させたい場合は、設定の「inverted」をtrueにします。
※ナビゲーターにある「MFCS Currency Correlation Chart」をチャート上にドラック&ドロップしてもうまく表示されません(バグ?)
一度MACDなどのオシレーターをサブウィンドウに表示し、そこにドラック&ドロップするとチャートに表示されるので、そのあとに最初に表示したオシレーターを消して下さい
MFCS Currency Correlation Chart