この記事では、MT5で使えるRSI EAを2つ紹介します!
トレンドフィルターやブレイクイーブン、トレーリングストップ、リセット機能など、いろいろな機能が利用できるのでぜひお試しください。
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MT5版RSI EA
このEAは、RSIが買われすぎ水準に到達すると売りを仕掛け、売られすぎ水準に到達すると買いを仕掛けます。
上のチャートでは、4つの売買シグナルが発生しています。
1つ目のシグナルは買いポジションの損切りで、RSIが30%に到達にすると発動しました。
この時点では新規買いポジションはもたず、再度30%を下抜けたタイミング(2つ目のシグナル)で買いエントリーします。
買いポジション保有時は30%下抜けでさらに買いポジションを追加せず、RSI70%到達(3つ目のシグナル)で利益確定売りします。
そして、一旦RSIが70%を下抜けたのち、再度70%を超えたら(4つ目のシグナル)売りを仕掛けます。
買われすぎ水準、売られすぎ水準は設定で変更できます。デフォルトではそれぞれ70%、30%になります。
・Over Bought Level:買われすぎ水準
・Over Sold Level:売られすぎ水準
また、エントリー後反対側の水準にRSIが到達するとポジションが決済されるほか、設定の「Stop Loss」「Take Profit」で損切り幅、利食い幅を指定することができます。
※「Risk % per Trade」で、1回のトレードでのリスク率(1回のトレードで資金の何%を賭けるか)を指定できます
いろいろカスタマイズできるRSI EA!
これは、カスタマイズ性の高いRSI EAです。
エントリー
エントリールールは次の2つから選べます。
1つ目
- 売りシグナル= RSIが70%に到達したとき
- 買いシグナル= RSIが30%に到達したとき
2つ目
- 売りシグナル= RSIがいったん70%を上回り、70%を下抜けたとき
- 買いシグナル= RSIがいったん30%を下回り、30%を上抜けたとき
エントリールールは、設定の「RSI Type」で変更できます。
RSI Type
・1つ目:Oversold/bought Situations
・2つ目:Camebacks Oversold/bought
他の設定
・Active RSI:Onにすると、EAが有効化されます
→セッティングは3つあり、最大3つのEAを同時に走らせることができます
・RSI TF:RSIの時間足
・Sell/Buy Level:シグナルの水準を指定
・Reverse signal:trueにすると、エントリー方向が反転します(RSIを順張りEAとして利用したい方向け)
→例:RSIが70%に到達したとき買い、RSIが30%に到達したとき売り
・Sell/Buy Reset Level:リセット水準
リセット機能とは?
エントリー後、設定したリセット水準にRSIが到達するまでは、RSIが30%・70%に再度到達しても新規エントリーしません。
たとえば「Sell Reset Level=60」では、RSIが70%に到達して売りを仕掛けたあとは、RSIが60%水準に到達するまでは売りシグナルが無効になります。
利益確定
利食い幅と損切り幅をポイント(0.1pips)で指定できます。
・TakeProfit:利食い幅
・StopLoss:損切り幅
「Profit/Loss Behavior」で個別のポジションに適応するか、全ポジションに適応するか指定できます。
・Individual:個々のポジションの利食い・損切りは独立して行う
・Averaging:全ポジションの平均含み損益が、指定した値に到達したら手仕舞い
また、ブレイクイーブンやトレーリングストップ機能も利用できます。(trueにすると有効化できます)
ブレイクイーブンの設定は、次の2つで指定します。
・Break Start:エントリー価格から何ポイント順行したら実行するか
・Break Step:損切水準を何ポイント動かすか
→ 損益分岐点にストップロスを移したい場合は、「エントリー価格~最初のストップロス価格の差」を入力します
トレーリングストップは、「Traling Stop/Step」で設定します。
詳しい設定方法は、『【MT4】自動でトレーリングストップを実行してくれるEA7選!』をご覧ください。
資金管理
・Max Spreads:この数値を超えるスプレッド値の場合、エントリーは回避します
・initial Lots Type:ロット計算のタイプ。次の2つがあります
・Fixed Lotsize:ロットサイズを固定します。サイズは「Fixed Lots」で指定します
・Lot Base on XBalance:残高(トレード資金)に応じて、ロットサイズを増やします
・XBalance:残高の基本単位
・LotsizePerXBalance: 残高がXBalance分増えるたびに増加するロットサイズを指定
例:XBalance = 100、LotsizePerXBaance = 0.1のとき
残高が100ドルのとき、ロットサイズは0.1。残高が300ドルのとき、ロットサイズは0.3(=0.1+0.1×2)。
・Max Lots: 1回の取引での最大ロットサイズ
・Max Daily Trade: 1日の上限取引数
・Trend Filter:トレンドフィルター機能の有効化
トレンドフィルター機能とは?
日足ADX値で現在の相場環境を判定します。
ADXが25以上はトレンド相場、20未満はレンジ相場と判定します。
「Trending Market」にすると、トレンド日のみエントリーし、レンジ日ではエントリーしません。
「Range Market」にすると、レンジ日のみ仕掛け、トレンド日は仕掛けません。
また、「initial Trade Type」でエントリー方向を限定することができます。
Any Single Side:買い&売り
Long Side Only:買いのみ(売りシグナルは無視)
Short Side Only:売りのみ(買いシグナルは無視)