この記事では、トレンドの発生や強さを分析するのに役立つMT4インジケーターを9つ紹介します!
トレンド相場でトレードする方はぜひお試しください!
目次
スーパートレンド
このインジケーターは、チャートにスーパートレンドのラインを表示します。
また、ダッシュボードで各時間足のトレンド方向(スーパートレンドに基づく)を確認できます。
スーパートレンドはトレンド方向を示す指標で、価格がラインより上にあるとき上トレンド、価格がラインの下にあるとき下トレンドと判断します。
計算式はつぎのとおりで、ATRと各ローソク足の平均価格の2つを使って算出します。
計算式
- 上昇トレンド時:(現在の足の高値+安値)÷2+ATR×α
- 下降トレンド時:(現在の足の高値+安値)÷2-ATR×α
一般的にATRの期間は14、係数αは3が使われます。
ADXでトレンド方向を判定するインジ
このインジケーターは、ADXの+DIと-DIの2本の位置関係で、現在のトレンド方向を判定してくれます。
+DIラインは上昇トレンドの強さを示すラインです。 下落トレンド中は20以下での推移が続くことが多く、反発地合いが強まってくると上昇しているのが確認できると思います。
-DIラインは下降トレンドの強さを示すラインです。下落基調が強まると上昇し、上昇基調が強まると低下します。
関連:【FX】ADXの使い方や見方を徹底解説!【ボリバンやATRと好相性!】
見方
- +DI>-DI:上昇トレンド(TREND BUY)
- +DI<-DI:下降トレンド(TREND SELL)
「SIDEWAY」は現在の相場がノートレンドであることを意味しています。
※ADXの期間は設定で変更できます
また、次のインジでは、1分足~月足の各時間足のトレンド方向をADXとパラボリックに基づいて判定し、チャート左上に色で教えてくれます。
- 緑:上昇トレンド
- 赤:下降トレンド
- 黄色:ノートレンド
上の相場では、1分足から日足で下降トレンドが発生し、週足でレンジ、月足は上昇トレンドが発生しています。
設定
ボリンジャーバンドのσバンドで、現在の相場状況を分析するインジ
このインジは、ボリンジャーバンドのバンド幅を利用して、現在の相場がトレンド、レンジのいずれの状態であるかを判定します。
判定法法
- バンド幅が拡大:大きなトレンド・ブレイクアウトが発生
- バンド幅が縮小:値動きの小さいレンジ相場
バンド幅が「Flat factor」の値を超えると、バーの色が緑色(上昇トレンド)、または赤色(下降トレンド)に変化します。
相場のボラティリティが小さく、バンド幅が「Flat factor」の値を下回るときは、バーの色はグレー色になります。
設定
※バンドが「Flat factor」の値を超えてトレンドが発生したタイミングでアラートが鳴るように設定することもできます
トレンドの強さ・角度を表示するインジ
このインジは、現在のトレンド方向とトレンドの強さ(角度)を教えてくれます。
○と矢印の色でトレンドの方向と状態を表し、
○=青、矢印=青:強い上昇トレンド
○=青、矢印=アクア:上昇トレンドが弱まっている
○=アクア、矢印=青:上昇トレンドが強まっている
○=アクア、矢印=黄:上昇トレンドが下降トレンドに転換しつつある
○=黄、矢印=アクア:下降トレンドが上昇トレンドに転換しつつある
○=黄、矢印=赤:下降トレンドが強まっている
○=赤、矢印=黄:下降トレンドが弱まっている
○=赤、矢印=赤:強い下降トレンド
角度はトレンドの強さを表します。
0~45°:弱い上昇トレンド
50~90°:強い上昇トレンド
315~360°:弱い下降トレンド
270~310°:強い下降トレンド
※トレンドの方向や状態が変化すると、アラートで知らせてくれます
関連:トレンドラインの角度でトレンドの強さを分析する方法&戦略 !【4つのパターンに分類】
パーフェクトオーダーの発生を検知してアラートで知らせてくれるインジ
パーフェクトオーダー順張り手法を解説した『FXismデイトレ大百科』では、9つの主要通貨ペアを同時に監視し、強いトレンド相場の発生を捉えるパーフェクトオーダーの出現を検知してアラート音で知らせてインジケーターが付属しています。
その他にも、東京時間、欧州時間、NY時間の各平均ボラティリティと当日のボラティリティを表示する機能や、5分足、15分足、1時間足それぞれの買い売りの強弱を表示する機能が搭載されています。
複数の時間足のトレンドの情報を分析するインジ
このインジケーターは、現在の通貨ペアにおける、トレンドに関する5つの情報を時間足別に表示します。
トレンド情報
- トレンドの方向:BUY=上昇 SELL=下降
- トレンドの継続期間:トレンドが発生してから何時間(日)経過しているか
- トレンドの値幅:トレンドの最高値ー最安値(pips)
- トレンドの強さ:1~100で評価
- トレンドの総合評価:★で評価
パネルの時間足をクリックすると、その時間足にチャートを切り替えることができます。
また、時間足横をクリックしてチェックマークをつけると、その時間足のトレンドが転換したときアラートで知らせてくれます。
ボリバンやダウ理論、GMMA、一目均衡表でトレンドを評価するインジ
マーケティングFXのトレンド一覧システムは、20通貨ペアそれぞれの複数時間足(5分足~日足)のトレンドの相対的な強さを、ボリンジャーバンド、ダウ理論、GMMA、一目均衡表を使って多角的に分析し数値化します。
- 点数が高い通貨ペアほど、勢いが強くきれいな上昇トレンド
- 点数が低い通貨ペアほど、勢いが強くきれいな下降トレンド
また通貨強弱システムでは、20通貨ペアの相対的な強さの数値を時間足毎に測定表示します。
この2つの数値化を組み合わせて見ることで、テクニカルと通貨強弱の2つの観点から見て強いトレンドが発生している通貨ペアを選択することができます。
複数の通貨ペアのトレンド方向を確認できるインジ
これは、複数の通貨ペアにおける、4つの時間足(5分足・1時間足・4時間足・日足)のトレンド方向を一覧表示するインジケーターです。
- 緑↑:上トレンド
- 赤↓:下トレンド
4つ、または3つの矢印が同じ方向を向いている通貨ペアが強いトレンドであり、順張りで仕掛けたい通貨ペアになります。
特に、1時間足・4時間足・日足の上位足のトレンド方向が一致しているかどうかに注目しましょう!
設定
「strobotpairs」で表示したい通貨ペアを追加することができます。
また、次のインジケーターでは8つの通貨ペアのトレンド方向を5つのインジケーター(MA、ストキャスティクス、CCI、RSI、MACD)で分析することができます。
見方
- ライム色の↑:強い上トレンド
- 緑色の↑:通常の上トレンド
- 煉瓦色 の↓:通常の下トレンド
- 赤色の↓:強い下トレンド
設定
※矢印のアイコンがうまく表示されない場合があります
トレンド相場での損切りやエントリーに役立つインジ
このインジケーターは、2本のラインをトレンドに沿って引きます。
1本目の太いラインは、現在のボラティリティから算出した押しの下限や戻しの上限であり、このラインを価格がブレイクアウトするとトレンドが終了・転換すると考えれます。
そのため、このラインはストップロスやトレーリングストップの置く位置として利用することができます。
また、2本目のラインは順張りのエントリーシグナルとして利用することができ、このラインでの反発やブレイクアウトで押し目買い・戻り売りを仕掛けます。
他にも、次の3つのインジケーターがトレンド分析に役立ちます。
1.SN MTF ParabolicSAR
これは、上位足のパラボリックをチャートに表示することができ、上位足のトレンド方向を把握したい方におすすめです。
たとえば、上の5分足チャートでは30分足パラボリックを表示しています。
・5分足ローソク足>M30パラボリック:30分足は上昇トレンド
・M30パラボリック>5分足ローソク足:30分足は下降トレンド
詳しくは→ パラボリックのMT4インジケーター6選!
2.PZ Bollinger Trend
これはボリンジャーバンドの±2σバンドをもとにしたラインを表示します。
gもらう
上昇トレンドでは価格の下にトレンドに追随するように引かれ、下降トレンドでは価格の上に引かれます。
詳しくは→ 【MT4】アラート機能付きボリンジャーバンドのインジケーター6選!
3.Extrapolator
未来のトレンドの発生を予測したい方はこちらのインジケーターがおすすめです。
これはフーリエ解析を利用して過去の相場の値動きを分析し、未来の値動きを予測します。
上のチャートでは、現在価格が急騰しており、直近の未来ではリトレースメント61.8%を超える揺り戻し(短期下降トレンド)が発生すると予測されています。
詳しくは→ 【MT4】未来のチャートを予測するインジケーター3選!